レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/04/15
- 登録日時
- 2017/06/10 00:30
- 更新日時
- 2017/06/10 00:30
- 管理番号
- 6001024477
- 質問
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解決
アメリカの絵画における「抽象表現主義」とは何か。これについて書かれた資料を知りたい。
- 回答
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●「抽象表現主義」とは
『世界美術大事典 3 し-てえ』(小学館 1989.6)のp.381「抽象表現主義」の項には、「抽象芸術の一つ。とくに第二次大戦後のアメリカに普及した潮流をさし、素材と色彩および流動的な形態の表現機能を追求」とあります。
この抽象表現主義を定義するために「アクション・ペインティング」という美術用語が批評家により創出されました。同事典1巻p.43に「切迫した動作、大胆で激しい即興性に身をゆだねることで、画家の身につけた技能とエネルギーを流出させることに特徴がある。・・・ドリッピングの手法も試みられている。」とあります。ドリッピングとは、同事典4巻のp.124によれば、「カンヴァスの上に絵具をたらして、その偶然の効果を利用する絵画技法」とあります。
●資料
<図書>
・『アメリカの芸術:現代性を表現する(USA guide)』(藤枝晃雄/編 弘文堂 1992.11)p.100-104
・『ニューヨーク・スクール:ある文化的決済の書』(ドリー・アシュトン/著 朝日出版社 1997.10)p.208-223
<論文>
・猿谷要「貧困から繁栄へ-アメリカ社会のダイナミズム」『美術手帖』30(437)(美術出版社1978.8)p.152-159
当該号は、「抽象表現主義」の特集号で、折込年表などもあります。
[事例作成日:2017年4月15日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 芸術史.美術史 (702 8版)
- 参考資料
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- 世界美術大事典 3 小学館 1989.6 (381)
- 世界美術大事典 1 小学館 1988.12 (43)
- 世界美術大事典 4 小学館 1989.9 (124)
- アメリカの芸術 藤枝/晃雄∥編 弘文堂 1992.11 (100-104)
- ニューヨーク・スクール ドリー・アシュトン∥著 朝日出版社 1997.10 (208-223)
- 美術手帖 美術出版社 30<437-438> (152-159(no.437))
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000217116