レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/10/02
- 登録日時
- 2013/11/03 00:30
- 更新日時
- 2014/01/29 13:32
- 管理番号
- 6000013241
- 質問
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解決
サンマはくちばしの下が赤いのがオス、黄色いのがメスだと聞いたことがあるが、サンマの雌雄の見分け方が載った本はあるか。
- 回答
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口先のところが黄色くなっているサンマは脂がのっているとの記載がある本、ほかの魚の雌雄の差について書いた本はあったが、サンマの雌雄の差について述べた資料は発見できず。
後日、荘内日報の2008年の記事「サンマの卵はおいしい?」に、サンマの雌雄は外見からはわかりにくいとの記載があることが判明した。
- 回答プロセス
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魚類(487)食材(596)漁業(664)の書架を探す。
『原色魚類大図鑑』(北隆館)にはオスとメスまたは成魚と幼魚の絵が両方載っている魚もあるが、p315「サンマ」にはオスとメスの描き分けはなく、口先の色にもふれていない。
『原色日本海水魚類図鑑 1』(保育社)p26・25「サンマ」にも口先の色と雌雄についての記載はない。
『旬の食材 秋の魚』(講談社)p47-51「さんま」には、吻が黄色くなっているものは脂ののりがいいとあり。『スーパーで買える魚図鑑』(日本文芸社)p73、『「食材」魚ハンドブック』(池田書店)p66にも同様の記載があり。
『食材クッキング事典』(学研)p147「さんま(秋刀魚)」には、鮮度のよいものは下あごの先端が黄色いとあり。
『旬を味わう魚の事典』(ナツメ社)p140-141「サンマ」には、口先の黄色が薄いと鮮度が落ちているとあり。
『食材図鑑 魚』(永岡書店)p116-117「サンマ」には、口先や尾の付け根が黄色くなっているものは「大漁サンマ」と呼ばれ脂がのって美味とあり。前年のものは不鮮明とのこと。
いずれにも雌雄の見分け方については記載なし。
『ああ、そうなんだ!魚講座』(恒星社厚生閣)p37「魚のオス・メスはどうやって見分ける?」には、特別の場合を除けば魚の外見で性別を見分けることは難しいとあり。例外として「オスとメスでもともと形が異なるもの」(サメ・エイ・メダカ・キュウセン・シイラなど)「産卵期になるとオスとメスの二次性徴が現れるもの」(サケ・タナゴ・コイなど)についての解説があるが、サンマについての言及はなし。
後日、山形県内の日刊紙である荘内日報2008年10月3日付「庄内海の幸山の幸 海の幸編Vol.110 サンマの卵はおいしい?」http://www.shonai-nippo.co.jp/square/feature/food/sf110.html に、鶴岡水産物地方卸売市場手塚商店社長・手塚太一氏の談話として、サンマの雌雄は外見からはわかりにくく、腹部を割いて卵巣を確認可能との記載があるのを発見した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 漁労.漁業各論 (664 9版)
- 食品.料理 (596 9版)
- 参考資料
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- 『あぁ、そうなんだ!魚講座』亀井 まさのり/著(恒星社厚生閣)
- キーワード
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- サンマ(サンマ)
- 食材(ショクザイ)
- 魚(サカナ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000139947