レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年06月11日
- 登録日時
- 2015/12/13 18:24
- 更新日時
- 2015/12/13 18:24
- 管理番号
- tr389
- 質問
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解決
栃木県真岡市の昭和大合併前と明治大合併前の旧市町村役場の場所、人口、区域などが知りたい。
- 回答
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昭和の合併に関する記録は確認できましたが、明治の合併に関する詳細な記録は確認できませんでした。
(1)明治の大合併前
・『明治二十二年町村合併一覧』(栃木県内務部/編、発行 1897)
自館複製資料です。
明治22年の合併で誕生した各自治体の合併前の自治体名が記載されています。
合併前の各町村名は確認できますが、役場の位置や人口といった情報は記載がありません。
p6-7に、真岡町・大内町・中村・山前村の項があります。
・『真岡の歴史』(真岡市教育委員会/編、発行、1978)
「新しい行政組織のなかで」(p153-156)に、「一七年(一八八四)七月には、荒町台町の連合役場は合併され、役場は荒町字薬師堂に設けられた(一八年には荒町一〇四〇番地、真盛座横に移る)。一八年(一八八五)二月、芳賀郡役所庁舎が荒町長瀬に新築された。」とあります。(p155)
・『真岡市史 第8巻 近現代通史編』(真岡市史編さん委員会/編 真岡市 1988)
p138-143「地方自治と町村制」に、明治の合併の経緯が記載されています。
p142の表「町村制施行期の真岡市域(明治22年)」に施行前後の村名がまとめられていますが、旧村に関する役場の位置や人口に関する情報は確認できませんでした。
(2)昭和の大合併前
昭和29年に、真岡町・山前村・大内村・中村が合併して、真岡市が誕生しました(『栃木県町村合併誌』参照)。
・『栃木県町村合併誌 第1巻』(栃木県 1955)
p261-300が真岡市についての記述です。
合併した4町村について、それぞれの合併当時の状況、人口、区域等がまとめられています。
区域については、面積・大字・小字が記載されています。
また、p297「真岡町新町村建設計画」に、「真岡町役場は、現真岡町役場の位置に置き現在の役場の建物を之に充てる。」「現山前村、大内村及び中村役場を真岡町役場の支所とする。」とあります。
合併後の役所および山前支所、大内支所、中支部の所在地はp295-296に掲載されています。
・『町村合併計画第一次試案』(栃木県町村合併促進審議会/編、発行 1954)
昭和29年2月時点での、県内町村合併の試案です。
「町村合併計画第一次試案」(p1-19)の表に、合併前の町村別の人口・面積が記載されています。
芳賀郡の中に、合併予定町村名が「真岡町」「山前村」「大内村」を合併予定としてまとめた項があります(p7)。
なお、この表では、「中村」は「長沼村」「久下田町」「物部村」と同じ項にありますが、中村を除く3町村はこの後、合併して「二宮町」となったようです(参照:『栃木県町村合併誌 第2巻』p86-120)。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 地方自治.地方行政 (318)
- 参考資料
- キーワード
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- 市町村合併
- 真岡市
- 栃木県
- 明治
- 昭和
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000185574