レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年06月02日
- 登録日時
- 2016/03/24 15:05
- 更新日時
- 2016/03/24 15:06
- 管理番号
- tr418
- 質問
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解決
昭和30年頃に行われていた、塩谷南部排水改良事業について、工事区域がわかる資料が知りたい。
- 回答
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・『主要事業解説資料 第6号 利根特定地域総合開発 塩谷郡南部排水改良事業の概要』(栃木県総務部企画室/〔編〕、発行 1952)
「塩谷郡南部排水改良事業計画概要書」の「1、はしがき」(p.1)に工事区域について、以下のとおり記述がありました。
「氏家町大野における国道三号を頭部として同町桜野、熟田村上野、柿ノ木沢、北高根沢村の東高谷、上太田、太田の部落より井沼川に至る延長111,178米、上流巾 3.06米 下流巾 6.20米 深 上流 1.30米 下流 2.00米の東部幹線と、又一方氏家町氏家新田、熟田村篠原の稍、中間より同村柿ノ木沢、北高根沢村花岡東上坪を■(経のつくりのみ)て同村上太田において東部幹線に合流させる延長 6,370米、巾 6.20米、深 2.0米の西部幹線を計画する。東部幹線は熟田村柿ノ木沢より下流の路線は冷子川を利用し西部幹線の合流前即ち北高根沢村東高谷より一部分水して井沼川に放流する。これがため井沼川は放水点より下流五行川の合流点まで延長 4200米、巾 175米、深 3.0米を改修する計画である。また西部幹線は花岡東下坪において一部「中ノ沢」に分水した後東部幹線に合流して井沼川に放水するものである。」
また、巻末に「塩谷郡南部排水改良事業計画概要図」があります。(折込地図資料 ページ付けなし)
・『栃木県土地改良史 増補版』(栃木県土地改良事業団体連合会/編、発行 1989)
「2 かんがい排水事業について」の「(3)塩谷南部地区県営排水改良事業」に、「本事業は、穀倉地帯である氏家町・高根沢町にまたがる受益地827ヘクタールの排水改良事業で、基幹排水路を設置したものである。」とあります。また、事業の概要(総事業費、工事期間、受益面積、幹線排水路)があります。(p.290)
p.771-818に「3 郷土の土地改良事業」が市町村別にまとめられています。
「塩谷町」(p.799-800)の項には「戦後は、27年から8か年の継続事業として、取水施設の完備と用水幹線の整備を実施し、その後開田等が盛んに行われ、地域農業今日の基盤が確立されたのである。」とあります。
また、p.960「年表」の昭和28年の欄に「県営塩谷南部排水改良事業(~35)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 産業政策.行政.総合開発 (601)
- 参考資料
- キーワード
-
- 塩谷郡
- 栃木県
- 工事区域
- 排水
- 昭和
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000189762