レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年6月16日
- 登録日時
- 2020/08/15 10:31
- 更新日時
- 2020/11/03 09:12
- 管理番号
- 県立長野-20-039
- 質問
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解決
明治期からの飯田区裁判所職員の名簿はあるか。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
・『飯田裁判所の今昔』 村沢武夫著 伊那郷土史刊行会 1972 【N327/3】 p.18-24
過去在籍していた職員、関係者の氏名がある一覧がp.18-24にある。ただし、明治初期から終戦期までは裁判長、判事、検事の氏名だけで、書記官、書記官補、事務官の記載は、戦後の昭和23年以降となる。
・『職員録』 大蔵省印刷局編・刊 【281.03/2】
大正13(1924), 15(1926), 昭和2(1927), 4(1929)年
裁判長、判事だけで、事務官についての記載はない。
・『長野県職員録』長野県編・刊 【N280.3/5】
大正11(1922), 14(1925), 昭和2(1927), 4(1929)年
巻末に国の機関も記載があるが、裁判長名の記載となる。
なお、職員名簿について現在の飯田簡易裁判所へ照会したところ、名簿は残っていないとのこと。さらに、長野地方裁判所でも、職員名簿は昭和34年頃から保存されているが、それ以前のものは残っていないとの回答を得た。
- 回答プロセス
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1 裁判所の職員は国家公務員なので、『職員録』を確認するが、事務官については記載がない。『長野県職員録』の巻末にも裁判所の記載があったので、見たところ裁判長のみで事務官の掲載はない。
2 郷土分類 N327(刑法)の棚で裁判所独自のものを探す。『飯田裁判所の今昔』を発見する。開所当時からの名簿はあったが、書記官や事務官の記載は戦後の昭和23年以降だった。
3 飯田裁判所へ問い合わせをかけた。所内にはないとのことで、長野地方裁判所へ照会してもらったが、明治期のものは残っていないとのこと。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (281 10版)
- 司法.訴訟手続法 (327 10版)
- 参考資料
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村沢 武夫/著 , 村沢 武夫 , 村沢 武夫. 飯田裁判所の今昔. 伊那郷土史刊行会.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059398088-00 (N327/3】 p.18-24) - 大蔵省印刷局編 職員録. 大蔵省印刷局. (【281.03/2】)
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長野県総務部人事課 編 , 長野県. 長野県職員録. [長野県総務部], 1900.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000051820-00 (【N280.3/5】)
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村沢 武夫/著 , 村沢 武夫 , 村沢 武夫. 飯田裁判所の今昔. 伊那郷土史刊行会.
- キーワード
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- 裁判所職員
- 国家公務員
- 事務官
- 書記官
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000285859