レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/02/27
- 登録日時
- 2018/04/01 00:30
- 更新日時
- 2018/04/01 00:30
- 管理番号
- 6001030306
- 質問
-
解決
1989年の11月から12月の日ごとの対ドルの為替レート(TTM)を探している。
- 回答
-
1989年11月から12月の日ごとの為替レートについては、次の資料に掲載がありました。
・『外為年鑑 1990』(外国為替情報社 1990.8)
p.44-45 「平成元年東京市場インターバンク等円・ドル取引」の表があり、
1989年11月から12月の日ごとのデータが掲載されています。
項目は「対顧客仲値」「寄付」「最高益」「最円安」「終値」「中心相場」です。
・『東洋経済統計月報』50巻第1号から3号(東洋經濟新報社 1990.1-3)
各号に、「東京外国為替相場日足(ひあし)表」があり、こちらで1989年11月から12月の日ごとのデータが掲載されていました。全てp.8にあります。およそ2カ月遅れで掲載されているようです。
項目:「始値」「高値」「安値」「終値」「中心値」「90日」
「(注)インターバンク相場」とあります。
そのうちTTMに関しては、参考の資料から考えて、上記の『外為年鑑』に記載されている「対顧客仲値」の数値ではないかと思われます。
参考)
・『知っておきたい外貨・FXの常識:少額投資で大儲けをする人がいるって本当なの?(なるほど!BOOK)』
(大竹のり子/著 西東社 2007.6)
p.14-15
「外国為替市場はインターバンク市場(銀行間市場)と、対顧客市場の2つに大別されます。インターバンク市場では銀行と銀行の間で取引を行うのに対し、銀行が顧客に対して取引を行うのが対顧客市場。」
p.49
「新聞やテレビのニュースなどで『1ドル=110円』などと伝えられている為替レートは、あくまで金融機関どうしで取引されているレートです。これが『TTM(仲値)』と呼ばれるものです。TTMは[中略]インターバンク市場(14ページ参照)で適用されるレートのこと。」
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング 外国為替相場 1990年以降の為替相場
http://www.murc-kawasesouba.jp/fx/past_3month.php(2018/2/27現在)
1990年以降の対顧客外国為替相場を見ることができるページですが、
「1990年以降前月までの為替相場を検索する」の所から、年月日、通貨指定で検索した画面の下に、用語の説明があります。
「公表仲値(TTM)は、TTSとTTBの中間の相場であり、(TTS+TTB)/2で算出されます。」とあります。
TTS、TTBの説明については次のHPにあります。
・外国為替相場(ガイコクカワセソウバ)とは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E7%82%BA%E6%9B%BF%E7%9B%B8%E5%A0%B4-42375(2018/2/27現在)
TTBは電信買相場、TTSは電信売相場のことで、銀行間為替相場を仲値とする、と書かれています。
[事例作成日:2018年2月27日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 金融.銀行.信託 (338 8版)
- 参考資料
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- 外為年鑑 1990 外国為替情報社 1990.8 (44-45)
- 東洋経済統計月報 東洋經濟新報社 東洋経済新報社 50(1-6)
- https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-102264.php#5 (為替レートの調べ方 調べ方案内 国立国会図書館)
- http://www.murc-kawasesouba.jp/fx/past_3month.php (三菱UFJリサーチ&コンサルティング 外国為替相場 1990年以降の為替相場)
- https://kotobank.jp/word/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E7%82%BA%E6%9B%BF%E7%9B%B8%E5%A0%B4-42375 (外国為替相場(ガイコクカワセソウバ)とは - コトバンク)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- ビジネス
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000234002