レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年09月14日
- 登録日時
- 2014/08/21 10:59
- 更新日時
- 2014/08/21 10:59
- 管理番号
- いわき総合-地域250
- 質問
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解決
平安前期の僧・徳一(とくいつ)の、いわきでの活動について書かれた資料はあるか?
- 回答
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徳一は、福島県の仏教の歴史において、僧として登場する最初の人物です。その出自や生没年など、不明な点が多いといわれています。興福寺(奈良県)などで仏教を学んだようです。法相宗の僧で、活躍した時代は平安初期とされています。
筑波山の中禅寺、会津地方や磐梯山麓など各地に伝承が残っていますが、いわき地方においてもその足跡を辿ることができます。徳一開創とするものに、磐城三薬師(閼伽井・波立・八茎)、長谷寺(常磐上湯長谷町)、法海寺(常磐藤原町)、忠教寺(平四ッ波)など多数あります。
いわきでの活動を知る資料として、『いわき市史 第6巻 文化』(P251~真言宗智山派の項)、『徳一菩薩』、『幻の名僧 徳一菩薩と私』(ともに菊池勇∥著)、『みちのくの徳一』(池田政章∥著)、『いわきふるさと大百科』(P79)などがあります。また、『いわきの寺』でも徳一開創の寺を調べることができます。
- 回答プロセス
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1.資料を調査
【資料①】『いわき市史 第6巻 文化』
P251~の真言宗智山派の表から徳一開創の寺を確認できる。
【資料②】『徳一菩薩』
【資料③】『幻の名僧 徳一菩薩と私』
ともに菊地勇∥著。いわきでの活動と、徳一を顕彰したまちおこし「徳一祭り」についても記述あり。
【資料④】『みちのくの徳一』
池田政章∥著。「書斎の窓」(有斐閣)に昭和53年7月~54年2月に連載されたもののコピー製本。徳一ゆかりの地をエッセイ風に紹介している。
【資料⑤】『いわきふるさと大百科』
P79「徳一伝説」では、徳一のいわきでの活動についてまとめられている。
【資料⑥】『いわきの寺』
徳一開創の寺を調べることができる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏教史 (182 9版)
- 寺院.僧職 (185 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『いわき市史 第6巻 文化』[K/210.1-1/イ・1110038559]
- 【資料②】『徳一菩薩』[K/182/キ・1110035167]
- 【資料③】『幻の名僧 徳一菩薩と私』[K/914.6/キ・1111360424]
- 【資料④】『みちのくの徳一』[K/289/トク・1110090857]
- 【資料⑤】『いわきふるさと大百科』[K/210.1-1/イ・1112164353]
- 【資料⑥】『いわきの寺』[K/185/イ・1110035332]
- キーワード
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- 仏教 いわき
- 徳一
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000158676