レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年11月01日
- 登録日時
- 2009/10/02 16:07
- 更新日時
- 2010/01/24 11:52
- 管理番号
- 河内長野05206-1
- 質問
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解決
河内長野市にある観心寺について紹介されている本はないか。
- 回答
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観心寺に関する記述は本図書館所蔵の多くの資料から見つけることができます。
『古寺巡礼 西国2 観心寺』(前 登志夫・永島 行善/著 淡交社)1981年
⇒巻頭には観心寺の境内の各写真や諸像の写真が掲載され、著者の観心寺訪問時の紀行文や歴史についての記述が見える。歴史は本尊の如意輪観世音菩薩のことや、観心寺と楠木正成の関わりについての他、楠木正成の軍旗「非利法権天」に関する記述、境内の星塚についてもわずかに触れられている。後半は巻頭の写真に関しての解説が収録され、巻末には年表が掲載されている。
『川上村史』(中野吉信/著 川上村史編纂委員会)1954年
⇒観心寺は、以前は川上村に属し、その後、合併により現在の河内長野市に所属となった。この本はその川上村の歴史を記したものである。この中で観心寺について、楠木氏との関わりについても86ページから紹介されており、この他、各時代ごとの項目においても少しずつ観心寺の歴史について触れられている。また、第三章では建造物・彫刻・絵画・その他の文化財・古文書と各項目ごとに分けて記載され、観心寺まつわる話題はこの他第四章以降の各章の中にも随所に記述されている。石碑などに関しても紹介されていて興味深いものがある。
『河内長野市 古社寺を訪ねて』(中野吉信/著 河内長野市文化連盟)1955年
⇒当時の河内長野市の古社寺について紹介されている本である。4ページから観心寺についての記述が始まり、由緒や建造物のほか、彫刻・絵画についても少し紹介されている。
『わがまち発見⑩河内長野』(やまひこ社/編集 リブロポート)1989年
⇒この本は河内長野の名所・旧跡を紹介した旅行ガイドである。この中で27ページから多くの白黒写真を交えて、観心寺の開山の話、昔の伽藍の様子、観心寺の領地、南朝の寺としての観心寺、その後の観心寺、観心寺の境内のことなど少しずつ紹介されている。
『南河内の史跡を探る』(松田太郎/著 旭書房)1976年
⇒出版年も古く、現在の観心寺とは異なる個所もあるが、当時を知るには貴重な資料である。この資料も白黒写真を多用しており、230ページから観心寺の歴史や、境内の史跡など(楠公銅像・南門・中院・御村上天皇御旧跡・訶梨帝母天堂〔かりていぼてんのどう〕・牛滝堂・霊宝殿・恩賜大講堂・金堂・建掛塔・本坊)について紹介している。
『国宝観心寺金堂・重要文化財同建掛塔修理工事報告書(本文)』(財団法人文化財建造物保存技術協会/編集 観心寺)1984年
⇒観心寺の金堂、及び建掛塔は昭和54年10月から昭和59年9月まで大規模な修理工事が行われた。これは、その保存修理に関する記録・図面・写真などを収録した報告書である。金堂の沿革も詳しく紹介されており、略年表も付されている。なお、この資料は図版版が別冊で発行されている。
『週刊古寺をゆく 観心寺・金剛寺』(小学館)2002年
⇒4ページから観心寺の四季の移ろいをバックに撮影された伽藍のカラー写真や、代表的な名宝のカラー写真などが紹介されている。
『魅惑の仏像 如意輪観音』(毎日新聞社)2001年
⇒観心寺の国宝である如意輪観音像の紹介を中心に、観心寺の沿革史や年表なども掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 9版)
- 寺院.僧職 (185 9版)
- 参考資料
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- 『古寺巡礼 西国2 観心寺』(前 登志夫・永島 行善/著 淡交社)1981年
- 『川上村史』(中野吉信/著 川上村史編纂委員会)1954年
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『河内長野市 古社寺を訪ねて』(中野吉信/著 河内長野市文化連盟)1955年
- 『わがまち発見⑩河内長野』(やまひこ社/編集 リブロポート)1989年
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『南河内の史跡を探る』(松田太郎/著 旭書房)1976年
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『国宝観心寺金堂・重要文化財同建掛塔修理工事報告書(本文)』(財団法人文化財建造物保存技術協会/編集 観心寺)1984年
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『週刊古寺をゆく 観心寺・金剛寺』(小学館)2002年
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『魅惑の仏像 如意輪観音』(毎日新聞社)2001年
- キーワード
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- 観心寺
- 如意輪観音
- 国宝
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000058486