レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年12月15日
- 登録日時
- 2020/12/15 17:06
- 更新日時
- 2020/12/24 11:47
- 管理番号
- 20201215-1
- 質問
-
解決
卸売業について知りたい。特に価格の調整についてわかるとよい。
- 回答
-
以下の資料がみつかった。
■卸売業での価格調整について
<図書>
波形克彦『いま卸売業が生き残るための課題: ITホールセラーへの革新』同友館,2007
本館請求記号: 673.5 - N47
卸売業を介した仕入れと直接仕入れのコストの違いについて書かれている。
p.144
「②PB商品はNB商品の半値で売られる。一般に消費材の直接製造原価はメーカー希望小売価格の10~20%程度である。これが卸売業に4~5掛けで卸売りされるのはマーケティングコスト(販促費、リベート、リスク負担、商流費)、物流コスト、利益などが加算されるからである。
したがって、NB商品メーカー以外に作らせれば<略>従来価格の半値で売っても小売は50%、卸は35%ぐらいのマージンは十分取れる。」
伊藤元重『流通大変動:現場から見えてくる日本経済』 NHK出版 , 2014. (NHK出版新書 ; 425)
本館請求記号: 000 - NHK出版新書 - 425
p.182 医薬品の卸値について
「直販メーカーの大正製薬や佐藤製薬の小売りマージンは60%近くになっていたのに対して、問屋を経由する武田や三共などのメーカーの商品は30%から40%程度であった。」
<雑誌記事・論文>
高橋佳生「流通構造の変化と取引慣行の変容」,新世代法政策学研究,19,239-268,2013
p.251ー256「(1)日本型取引制度」
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/52468/1/19_7.pdf (確認日2020/12/11)
卸売業が販売価格を設定する内訳について説明されている。
■流通(卸売業)全般について>
小林隆一『ビジュアル流通の基本』第5版. 日本経済新聞出版社 , 2016.4. - (日経文庫 ; 1931)
本館請求記号:000 - 日経文庫 - 1931
井本省吾『ベーシック流通のしくみ』第2版.日本経済新聞出版社 , 2009.1. - (日経文庫 ; 1814)
本館請求記号:000 - 日経文庫 - 11814
伊藤元重著『流通は進化する : 日本経済の明日を読む』中央公論新社 , 2001.7. - (中公新書 ; 1595)
本館請求記号:000 - 中公新書 - 1
伊藤元重,伊藤研究室『日本の物価はなぜ高いのか : 価格と流通の経済学』NTT出版 , 1995.2. (検証現代日本経済)
本館請求記号:337.821 - I89
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 商業経営.商店 (673)
- 貨幣.通貨 (337)
- 参考資料
- キーワード
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- 卸値
- 卸売業
- 流通
- マージン
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000290724