レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/07/03
- 登録日時
- 2016/03/31 00:30
- 更新日時
- 2016/03/31 00:30
- 管理番号
- 参調 15-0037
- 質問
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解決
小説の一節の言葉を知りたい(朗読するため)
山本周五郎「日本婦道記」の短編「墨丸」に書かれている地名「上み馬場仲の小路」(「か(み)ばばなか(の)」まで読みがふってあるが、どこで切れるのかわからない。
- 回答
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小説の本文を読むと、天保3年(1832)の岡崎藩(現愛知県岡崎市)の地名と思われる。
「角川日本地名大辞典 23 愛知県」で地名「かみばば」「なかの」を探したが見つからず。「日本歴史地名大系 第23巻 愛知県の地名」にもなし。
「城下町古地図散歩 太陽コレクション 2 名古屋・東海の城下町」を見たところ、「岡崎城下町」の「伝馬町から連尺町」のページに「…連尺町の南側は武家屋敷地で、上之馬場、上之馬場中小路、中之馬場など、通りに名称があった」という一文があり。
「上之馬場中小路」=「上み馬場仲の小路」と思われるため、おそらく途中で切れることなく「上之馬場中小路」でひとつの単語。
「かみばば」ではなく「かみのばば」だったため、「角川日本地名大辞典 23 愛知県」を再度調査。「上之馬場中小路」はなかったが「上之馬場殿町(かみのばばとのまち)」があり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 作品集 (918 7版)
- 参考資料
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- 1 角川日本地名大辞典 23 愛知県 「角川日本地名大辞典」編纂委員会∥編纂 角川書店 1989.3 291.03/KA/23
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2 日本歴史地名大系 第23巻 愛知県の地名 平凡社 1981.11 291.03/NI/23 -
3 城下町古地図散歩 太陽コレクション 通巻2号 平凡社 TAIYO
- キーワード
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- 山本周五郎
- 地名
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000190477