レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2017/12/08 15:27
- 更新日時
- 2017/12/24 12:06
- 管理番号
- 2017.12-21
- 質問
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解決
もつ鍋のルーツが知りたい。
- 回答
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『福岡県文化百選 味編』
福岡県/編集 西日本新聞社 1993.4 P86-87
「七輪で焼くホルモン焼きが見られた昭和20年(1945)の終戦後に、すでにホルモンがアルミ鍋で炊かれていた。(略)これが博多のもつ鍋のルーツといわれる。」
『ふるさとの食 (アクロス福岡文化誌) 2』
アクロス福岡文化誌編纂委員会/編 アクロス福岡文化誌編纂委員会 2008.2 P74-75
「(略)テッチャンチゲという朝鮮の家庭料理や、炭鉱労働者が当時捨てられていた豚の内臓(放るもん)で作っていたトンちゃんまたはホルモンという料理が、そのルーツだといわれている。」
『英語で楽しむ福岡の郷土料理 Recipes of Fukuoka』
津田 晶子/著 松隈 紀生/著 海鳥社 2009.6 P56-57
上記に同じ内容。
『ふるさとの食卓』
中山 美鈴/著 葦書房 2001.12 P191-192
長崎県上対馬町の「とんちゃん」の紹介。「(豚の臓物を)韓国の人たちが食べていたのが始まりで、戦後普及した」
『財界九州』2006年6月号 財界九州社 P194-195
「九州の筑豊地方で朝鮮半島からの炭鉱労働者が食べていたのがルーツという説がもっぱらで(略)」
『シティ情報ふくおか』2004年10/4号 プランニング秀巧社 P32
「≪もつ鍋≫が誕生した昭和16年の「月川」は、酒屋だった。その頃、「牛引き」と呼ばれる農家の客が牛の内臓を持ってやってきて、「つまみを作ってくれ」と頼むので、鍋にしてみたのがきっかけ」
『博多独楽』1997年7月号 エピマガジン
「終戦の年、食べるものが何もない時代に「万十屋」初代・松隈ハツコさんが苦し紛れに編み出した「ホルモン焼き」。それが「もつ鍋」の前身だった。」
『週刊現代』1992年11/28号 講談社 P15-21
「もつ鍋は、戦後、朝鮮から引き揚げてきた人たちが、”チョンゴル”という朝鮮鍋をヒントに考え出した説と(略)「月川」という店が、50年以前に独自に作り出した説とがあります。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383)
- 食品.料理 (596)
- 参考資料
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福岡県 編 , 福岡県. 福岡県文化百選 6 (味編). 西日本新聞社, 1993.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002256443-00 , ISBN 4816703373 -
アクロス福岡文化誌編纂委員会 編 , アクロス福岡. ふるさとの食. アクロス福岡文化誌編纂委員会, 2008. (アクロス福岡文化誌 ; 2)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009253848-00 , ISBN 9784874156629 -
津田晶子, 松隈紀生, トーマス・ケイトン 著 , 津田, 晶子. 英語で楽しむ福岡の郷土料理. 海鳥社, 2009.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010369240-00 , ISBN 9784874157329 -
中山美鈴著 , 中山, 美鈴(1958-). ふるさとの食卓. 葦書房, 2001-12.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000357299-00 , ISBN 4751208241
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福岡県 編 , 福岡県. 福岡県文化百選 6 (味編). 西日本新聞社, 1993.
- キーワード
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- 福岡
- 博多
- 食物(民俗)
- 料理
- 郷土料理
- もつ鍋
- 起源
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000226076