レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/4/7
- 登録日時
- 2011/06/23 02:00
- 更新日時
- 2020/07/06 11:22
- 管理番号
- 京資-173
- 質問
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解決
堀川通の建物疎開が始まった時期を知りたい。
- 回答
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「京都市における建物疎開について」(『京都市政史編さん通信』第12号に収載)と『醒泉学区強制疎開の記録』によると、堀川通の建物疎開は昭和20年3月に始まったとされる。
- 回答プロセス
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1.当館の蔵書検索システムで、キーワード「建物疎開」を検索した。検索結果に表れた資料のうち、『京都における広域建物疎開の実態』を調べたところ、下記の論文が紹介されていた。
2.『京都市政史編さん通信』の第12号に収載されている「京都市における建物疎開について」を調べたところ、堀川通の建物疎開は昭和20年3月に始まったとされる。また、3月末には居住者の移転が完了し、3月半ばから4月半ばにかけて建物のとりこわしが行われたと記述されていた。
3.当館の蔵書検索システムで、キーワード「強制疎開」を検索した。検索結果に表れた資料のうち、『醒泉学区強制疎開の記録』を調べたところ、昭和20年3月に「五条通と堀川の附近が他の地域と共に疎開が開始された」と記述されていた。
(2020年7月2日追記)
4.『建物疎開と都市防空 : 「非戦災都市」京都の戦中・戦後』のp.153に「表4-3 五条通・御池通・堀川通の建物疎開日程詳細」が掲載されており、堀川通の疎開票貼付開始日が1945年3月18日、除却開始日が1945年3月25日ごろと記述されている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 9版)
- 参考資料
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- 『京都における広域建物疎開の実態』 川口朋子著 [京都大学大学院人間・環境学研究科] [2007] p123-135 (当館請求記号:K1||216.2||Ka92||)
- 「京都市における建物疎開について」『京都市政史編さん通信』 京都市歴史資料館編刊 12号 2002 (当館請求記号:キヨウ||K)
- 『醒泉学区強制疎開の記録』 太田嘉三著 太田嘉三 1987 1冊 (当館請求記号:K151||393.6||O81||)
- 『建物疎開と都市防空 : 「非戦災都市」京都の戦中・戦後』 川口朋子著 京都大学学術出版会 2014 (当館請求記号:K1||216.206||Ka92||)
- キーワード
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- 建物疎開
- 強制疎開
- 堀川通
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000087836