レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年8月5日
- 登録日時
- 2018/01/19 19:45
- 更新日時
- 2018/12/08 16:49
- 管理番号
- 相大-H29-084
- 質問
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解決
東京都公文書館で複写した江戸時代の古い地図の中にある地名が読みづらいので、なんて書いてあるのかを知りたい。(■で表示部)
①■箪笥町
②深川六■堀町
- 回答
-
①おたんすまち
②ふかがわろっけんぼりちょう
- 回答プロセス
-
持参された地図が、
①「市ケ谷牛込絵図」
②「深川本所絵図」の中の地名とわかる(地図内にタイトルの記載あり)。
①については、国立国会図書館デジタル資料
『嘉永慶応江戸切絵図』ページなし(コマ番号114)[図書館送信館限定](2018.1.30最終確認)
「十一 市ケ谷牛込絵図 市ケ谷牛込絵図 安政四年(紀元二五一七 西暦一八五七) 新宿区の一部(旧牛込区の部分) 」の絵図で、該当箇所が「御箪笥町」とわかる。
『角川日本地名大辞典13 東京都』 角川日本地名大辞典編纂委員会/著 角川書店 1978 【s08156309 R291】
p171に「御箪笥町」の項目があり、読み方も「おたんすまち」と記載があった。
『江戸東京地名辞典 新装版』 菊地秀夫/著 雪華社 1981 【s06530802 R291.3】
p68に該当箇所が「たんす」と表記あり。
東京都公文書館ホームページ http://www.soumu.metro.tokyo.jp/01soumu/archives/0711town_name.htm (2018.1.24最終確認)にも同表示と名前の移り変わりの経緯についての記載があった。
②については、レファレンス協同データベース、キーワード“深川六”で検索する。
岡山市立中央図書館(管理番号;M08070310506294)「藤沢周平「唆す」にでてくる地名、「深川六間堀町」について知りたい。」の事例が見つかった。
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000048295 (2018.1.24最終確認)
「ふかがわろっけんぼりちょう」と読み方の記載があった。
『江戸東京地名事典 新装版』 菊地秀夫/著 雪華社 1981 【s06530802 R291.3】
p130には「深川」についての記載のみで、不明箇所については記載がなかった。
以下の資料には①②の地名や読み方に関する記述はなかった。
『図説お江戸の地名の意外な由来』 中江克己/著 PHP研究所 2005 【s23185119 291.3601】
『古地図・現代図で歩く明治大正東京散歩』 梅田厚/著 人文社 2003 【s21901020 291.361】
『週刊日本の街道33』 講談社 2002 【s23125610 T291】
注:【 】内は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 『江戸東京地名辞典 新装版』菊地 秀夫/著 雪華社 1981
- 『角川日本地名大辞典13 東京都』 角川日本地名大辞典編纂委員会/著 角川書店 1978
- キーワード
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- 江戸
- 古地図
- 東京
- 地名
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000228803