レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/07/17
- 登録日時
- 2012/08/05 02:00
- 更新日時
- 2012/08/22 10:22
- 管理番号
- 滋2012-0048
- 質問
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解決
近江商人の女性が家で何をしていたかが知りたい。
- 回答
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『近江商人の内助 -湖国名婦伝-』や『近江の女』には、近江商人の妻たちが列伝として紹介されています。 『近江商人に学ぶ』の第8章には、「近江商人の妻の役割」が紹介されており、「(前略)奉公人の教育や躾、家としての財産管理は妻の役割であり、出店先から金銭や商品のストックは、奥にある蔵に管理され、これらを取り仕切っていたのは主人の妻でした。今日の「奥さん」と日常使われている言葉は、実は当時の「奥わたし」という近江商人の商業形態から生まれた言葉であるといわれています。」とあります。また、『近江商人の経営』には、「汐踏みという女子教育の習慣」と題して「婚期の近づいた両家の女子が、豪商の本家へ女中奉公に出たことを汐踏みといった。(中略)この汐踏みは労働を売る下女中とは違って、上女中と呼ばれ、主人夫婦の下で勤めるのである。(中略)上女中は戻れば一応の商人の娘である。」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 商業史.事情 (672 8版)
- 参考資料
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- 1 近江商人の内助 渡邊千治郎∥著 太田誠一郎∥著 社會教育會 1935年 S-6700- 35 全冊
- 2 近江の女 エッセーグループ∥編 白川書院新社 1979年 S-2800- 79 p.40-69
- 3 近江商人に学ぶ サンライズ出版編集部∥編 サンライズ出版 2003年 S-6700- 03 p.90-92
- 4 近江商人の経営 小倉榮一郎∥著 サンブライト出版 1988年 5-6700- 88 p.116-118
- 1 特別展近江商人の妻たち 滋賀県立琵琶湖文化館∥編集 滋賀県立琵琶湖文化館 1993年 S-6700- 93
- 2 町並みにささやく絹ずれの音 近江八幡市立資料館∥編集 近江八幡市立資料館 1999年 SB-3841- 99
- キーワード
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- 近江商人
- 内助
- 妻
- 子女
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2110049-4101(近江八幡市立図書館提供)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109697