レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年02月10日
- 登録日時
- 2013/08/16 08:53
- 更新日時
- 2015/03/04 19:03
- 管理番号
- 宇南13-00059
- 質問
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解決
飛山城を築いた芳賀高俊(はが たかとし ?~1298)のルーツ(系譜)が知りたい。
- 回答
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『飛山城跡』p.9に芳賀氏の略系図がある。清原高重(きよはら たかしげ)から芳賀高武(はが たかたけ 1572~1612)までの系図。
『史跡めぐり栃木の城 増補改訂版』p.51に飛山城主系図がある。芳賀高親(はが たかちか 1137~1198)から芳賀高武までの系図。
『栃木県大百科事典』p.580に、「天武天皇の皇子舎人親王の流れをくみ、はじめ芳賀郡芳賀城(現・真岡市台町)、後に飛山城(現・宇都宮市竹下町)を拠点とした中世の豪族。始祖高親は、一品舎人親王の子孫滝口蔵人清原高澄七世の孫といわれ、文治年間(1185~1190)、芳賀郡真岡(『和名抄』の芳賀郷)に住したことにより、芳賀氏を名乗るようになったという。」との記述はあるが、系図はなし。
『真岡市史 第2巻 (古代中世史料編)』のpp.813~844に芳賀氏の系譜がある。
・「芳賀殿之代々(益子町 芳賀證子氏蔵)」は芳賀高俊から芳賀高規(はが たかのり ?~1592)までの系図。
・「芳賀系譜(『続群書類従』巻第168)」は芳賀高俊から芳賀高武までの系図。
・「芳賀・小宅系図(日立市 小宅雄次郎氏蔵)」は舎人親王(とねりしんのう)から小宅雄次郎(おやけ ゆうじろう 大正5年~)までの系図。
・「芳賀・小宅系図別本(日立市 小宅雄次郎氏蔵)」は清原高重から小宅高幹(おやけ たかもと)までの系図。
・「清原朝臣芳賀氏之系図(海潮寺蔵)」は芳賀高俊から芳賀高武までの系図。
・「芳賀系図(『下野国誌』所収)」芳賀高親から芳賀高武までの系図。
・「堀田芳賀系図(『続群書類従』巻第168)」は紀国益(きの くにます)から堀田正盛(ほった まさもり 1609~1651)までの系図。
利用者に回答後、『真岡市史 第6巻 (原始古代中世通史編)』に「芳賀氏の起こりと芳賀系図」(pp.527~534)という項目があり、『真岡市史 第2巻 (古代中世史料編)』にある系図についての説明があることがわかった。
- 回答プロセス
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飛山城と中世芳賀郡に関する資料を当たり、芳賀氏系図等の出ている箇所を見てもらった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 8版)
- 系譜.家史.皇室 (288 8版)
- 日本の建築 (521 8版)
- 参考資料
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今平利幸 著. 飛山城跡. 同成社, 2008. (日本の遺跡 ; 29)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009454753-00 , ISBN 9784886214430 -
下野新聞社/編著. 史跡めぐり栃木の城 増補改訂版. 下野新聞社, 1995.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I002462893-00 , ISBN 4882860627 -
栃木県大百科事典刊行会 編集. 栃木県大百科事典. 下野新聞社(発売), 1980.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000973044-00 -
真岡市史編さん委員会 編. 真岡市史 第2巻 (古代中世史料編). 真岡市, 1984.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001733163-00 -
真岡市史編さん委員会 編. 真岡市史 第6巻 (原始古代中世通史編). 真岡市, 1987.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001873206-00
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今平利幸 著. 飛山城跡. 同成社, 2008. (日本の遺跡 ; 29)
- キーワード
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- 飛山城
- 芳賀高俊(はが たかとし)
- 芳賀氏系図
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000135421