レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年11月01日
- 登録日時
- 2020/06/13 12:01
- 更新日時
- 2020/06/13 12:01
- 管理番号
- 市川20191101-02
- 質問
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解決
19世紀後半から現在までの世界の主要大国の国民所得(GNPまたはGNI)のデータの載っている資料はないか。
- 回答
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所蔵資料と館内で閲覧可能な国立国会図書館デジタルコレクション図書館送信参加館公開(以下「国会デジタル」と記載)で確認できたデータは以下の通り。
1929-1951年 『世界統計年鑑1952』(国際連合統計部/編 東京教育研究所 1953)p.406-407
1929-1966年 『世界統計年鑑』1952年版から1967年版 国会デジタル
1945-1982年 『国際統計要覧 第1回1951年版』(総理府統計局/編 大蔵省印刷局 1951)から『国際統計要覧 1985年版』(総務庁統計局/編 大蔵省印刷局 1985)まで 国会デジタル
1960-1974年 『世界統計年鑑23集(1971)』(国際連合統計局/編 原書房 1972)p.560-561『世界統計年鑑27集(1975)』(同 1976)p.654-655
1985-1989年 『国際統計要覧1991』(総務庁統計局/編 大蔵省印刷局 1991)p.186、『国際統計要覧1992/93』(総務庁統計局/編 大蔵省印刷局 1992)p.179-180
2014-2017年 『世界の統計2020』(総務省統計局/編 日本統計協会 2020)p.68-69
他に経済協力開発機構 (OECD) 主要統計の国民総所得(Gross national income)(http://data.oecd.org/natincome/gross-national-income.htm 2020.03.25確認)には1960年から2018年のデータが掲載されている。
19世紀後半からのデータが掲載された資料を確認することはできなかったが、当館所蔵の『マクミラン新編世界歴史統計』(ブライアン・R.ミッチェル/編著 東葉書林 2001)に一部の国でNNP(国民純生産)を国民所得とみなして19世紀のデータが掲載されている。但し同書1巻p.781には「19世紀中頃よりもさらに前の時期に遡って利用できるような財政の統計をもつ国がいかに少ないかは特筆に値する。(中略)一般には,国家財政についての一貫した,そしてある程度豊富な情報が使えるようになるのは,さまざまな議会制的な体制が,租税に対するある種の統制権を確立してからのことであるといって差支えないであろう。」と記載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 統計 (350)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000283089