レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/12/24
- 登録日時
- 2023/02/18 00:30
- 更新日時
- 2023/02/18 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-220217
- 質問
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解決
『高野長英』(春江堂書店, 1909)の著者,青果園について記述のある資料
- 回答
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「青果園」に関する記述が下記の資料にありました。
※【 】内は当館請求記号です。
資料1 高橋?一『高橋?一著作集 3』あゆみ出版, 1985【210.08/847/3】
「高野長英研究余話」-「講談本の史料価値」の項
p.205「次に,この本の著者であるが,青果園とはそも何者か,といえば,文中にかの『文明東漸史』をとりあげ,「藤田茂吉先生の編輯いたした者にして藤田茂吉氏は慶応義塾に於て福沢十哲の一人,一 頃は郵便報知新聞の主幹となられましたが後に明治二十三年国会開設の時に日本橋区選出の議員になられました。此の藤田先生が初めて文明東漸史を著はしたる時に伯円(はたくし)も一部賜りました……」とあるところから,これが講談師松林伯円であることが知られる。(後略)」
資料2 中込重明『明治文芸と薔薇』右文書院, 2004【910.26/ナシ044】
「松林伯円を巡る人々 : 高野長英・遠山左衛門尉景元ほか」の項
p.171「(前略)さて,高野長運によって言及されるも,妄説の書と見なされ黙殺に付された一冊の講談本があった。明治四十二年,青果園著『幕末俊傑高野長英』(青江堂刊)である。これは二代目松林伯円の『高野長英渡辺崋山 開化の魁』(明治二十九年・文事堂刊・今村次郎速記)の改題本である。(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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- 高橋 〓一/著. 高橋〓一著作集 3. あゆみ出版, 1985.1【210.08/1984.7/3】:
- 中込/重明∥著. 明治文芸と薔薇. 右文書院, 2004.4【910.26/ナシ2004.4】:
- キーワード
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- 青果園(セイカエン)
- 松林, 伯円(ショウリン, ハクエン)
- 松林, 東玉(ショウリン, トウギョク)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000329121