レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年1月25日
- 登録日時
- 2021/01/25 14:17
- 更新日時
- 2021/03/22 12:23
- 提供館
- 京都市図書館 (2210023)
- 管理番号
- 右中ー郷土ー144
- 質問
-
解決
祇園甲部歌舞練場について知りたい。
- 回答
-
祇園甲部歌舞練場は,京都市東山区祇園町南側にある祇園甲部花街の演舞場です。
明治6年(1873)に花見小路通西側にあった建仁寺塔頭の清住院の敷地に開設し,前年に始まった都をどりの第二回の公演から開催会場として使用されました。大正2年(1913)に現在の場所へ移転し,新たに全席桟敷席の客席を設けた総檜造りの歌舞練場が建てられました。【資料1~7,ウェブサイト1】
敗戦後の昭和20年(1945)に進駐軍に接収されましたが,昭和28年(1953)に新装開場しました。【資料1・2】
平成13年(2001)には国の登録有形文化財に指定されました。現在の歌舞練場は北側を舞台,南側を客席とした木造2階建です。【資料8,ウェブサイト1・2】
歌舞練場内には舞台と花道,客席として椅子席と一部桟敷席が設けられています。舞台は毎年4月に行われる都をどりのほか,秋に行われる温習会に使用されます。【資料1・2,ウェブサイト1】
- 回答プロセス
-
●京都関係の事典を確認・・・【資料1】
●京都の祇園,花街に関する資料を確認・・・【資料2~4】
●所在地の情報より,東山区に関する資料を確認・・・【資料5】
●京都の歴史に関する資料を確認・・・【資料6・7】
●【資料2】に「登録有形文化財」とあるため,文化財に関する資料を確認・・・【資料8】
●祇園甲部歌舞練場のウェブサイトを確認・・・【ウェブサイト1】
●国指定文化財等データベースを確認・・・【ウェブサイト2】
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 9版)
- 社会.家庭生活の習俗 (384 9版)
- 日本の建築 (521 9版)
- 参考資料
-
- 【資料1】『京都大事典』(佐和 隆研/[ほか]編集 淡交社 1984)p228“祇園甲部歌舞練場”
- 【資料2】『ぎをん 216号(平成25年秋季号)』(祇園甲部組合 2013)p19~23“祇園甲部歌舞練場”
- 【資料3】『京の花街ものがたり』(加藤 政洋/著 角川学芸出版 2009)p173~176“「都踊」のはじまり”
- 【資料4】『日本花街史』(明田 鉄男/著 雄山閣出版 1990)p164~165“祇園の象徴「都をどり」と「歌舞練場」”
- 【資料5】『史料京都の歴史 10』(京都市/編 平凡社 1987)p209~210“祇園町南側に歌舞練場が新築落成する。”
- 【資料6】『京都府誌 下』(京都府/編 名著出版 1974)p384~385“都踊”
- 【資料7】『新撰京都名勝誌』(亰都市/編纂 京都市役所 1915)p153~155“都踊”
- 【資料8】『総覧登録有形文化財建造物5000』(文化庁文化財部/編著 海路書院 2005)p106“祇園甲部歌舞練場本館・別館・玄関”
-
【ウェブサイト1】祇園甲部歌舞練場|都をどり公式WEBサイト
https://miyako-odori.jp/kaburenjyo/index.html(令和3年1月20日確認) -
【ウェブサイト2】国指定文化財等データベース
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/index(令和3年1月20日確認)
- キーワード
-
- 祇園
- 祇園甲部
- 歌舞練場
- 都をどり
- 登録有形文化財
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000292909