レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年05月01日
- 登録日時
- 2022/10/09 14:57
- 更新日時
- 2022/11/24 13:22
- 管理番号
- 00000159
- 質問
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解決
伊藤左千夫の歌「雲とぶや天馳使が種おける覚円峰の岩肩の松」はどの歌集に収録されているか。
また、「天馳使」の意味を知りたい。
- 回答
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当該歌は、明治39年1月、甲州御嶽の峡中において神奈桃村ら8人で行った歌会で詠んだ歌。
「馬酔木」3巻2号(明治39年2月15日)に「御嶽乃歌会」と題する歌会記が掲載されており、その末尾に収録されている13首のうちの1首。
また『左千夫全集 第1巻』(岩波書店 1977)P.396にも収載されている。
「天馳使(あまはせづかい)」とは古事記の中に使われている言葉。天空を馳せ駆けて走り使いをする者(例えば鳥)の意。他に天皇の走り使いをするものとする説あり。(『日本国語大辞典』第1巻より)
- 回答プロセス
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1. 全集の初句索引で当該歌を探す。→『左千夫全集 第1巻』(岩波書店 1977)P.396に収載。
2. 脚注にこの歌が「馬酔木」3巻2号の「御嶽乃歌会」に掲載されている旨の記述があった。
3. 「馬酔木」3巻2号を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 10版)
- 日本 (291 10版)
- 参考資料
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伊藤左千夫 著. 左千夫全集 第1巻 (歌集). 岩波書店, 1977.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001353034-00 (P.396) - 馬酔木 3巻2号. 根岸短歌会, 1988. (P.1,8)
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伊藤左千夫 著. 左千夫全集 第1巻 (歌集). 岩波書店, 1977.
- キーワード
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- 伊藤左千夫
- 御嶽昇仙峡
- 覚円峰
- 歌会
- 短歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000322431