レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年3月26日
- 登録日時
- 2022/05/06 19:37
- 更新日時
- 2022/05/13 13:31
- 管理番号
- 2022-4.8
- 質問
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解決
平家物語に登場する俊寛僧都が流された「鬼界ケ島」について知りたい。
- 回答
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鬼界ケ島については諸説あり。以下の資料を紹介した。
『古典日本文学全集 16 平家物語』(筑摩書房 1960年)
p436~ 有王と俊寛僧都
『伊王島町郷土誌』(伊王島町教育委員会/編 伊王島町(長崎県) 1972年)
p485~ 伊王島俊寛僧都物語
『喜界島古今物語』(三井 喜禎/著 喜界町(鹿児島県) 1965年)
p185~ 第二節 俊寛僧都は?
『平家物語を歩く』(林 恭子/文 弓立社 2005年)
p48~ 俊寛の死
- 回答プロセス
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①平家物語に登場する俊寛僧都の流罪を確認する。
『平家物語作中人物事典』(西沢 正史/編 東京堂出版 2017年)
p78~ 俊寛より抜粋 「鬼界ケ島へ配流される」とあり。
『源平争乱群雄ビジュアル百科』(二木 謙一/監修 ポプラ社 2011年)
p176-177 俊寛より抜粋 「鬼界ケ島※へ流された」とあり。
※鬼界ケ島…現在の硫黄島ともいわれる。
『絵巻平家物語 3 俊寛』(木下 順二/文 瀬川 康男/絵 ほるぷ出版 1985年)
p2-3より抜粋 九州は薩摩の国(鹿児島県西部)のはるか南方海上にうかぶ鬼界が島へ、罪人として流された、とあり。
『平家物語 4 鬼界が島の巻』(生越 嘉治/文 佐藤 やゑ子/絵 あすなろ書房 1996年)
p42~より抜粋 鬼界が島― 九州の南のはしから、もっと南へ何十キロメートルも行くと、「硫黄島」という島があるが、そこだったらしい、とあり。
②「俊寛」、「キカイガシマ」、「イオウジマ」等で検索。調査した資料(今回、該当しなかった資料)。
『喜界島風土記 (神奈川大学日本常民文化叢書)1』(拵 嘉一郎/著 平凡社 1990年)
『奄美文化を探る : 文芸・民俗・歴史からのアプローチ(南島叢書)56』 (岩瀬 博/編著 山下 欣一/編著 海風社 1990年)
『南日本の民俗文化誌 1 鹿児島昔話集』(下野 敏見/著 南方新社 2009年)
『小山内薫全集 第3巻』(小山内 薫/著 臨川書店 1975年)
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 九州地方 (219)
- 小説.物語 (913)
- 参考資料
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富倉‖徳次郎 , 石母田‖正 , 柳田‖国男 , 西岡‖虎之助 , 吉川‖英治. 古典日本文学全集 第16. 筑摩書房, 1960.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I023320997-00 -
伊王島町教育委員会 編集 , 伊王島町教育委員会. 伊王島町郷土誌. 伊王島町, 1972.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I054052026-00 -
三井 喜禎/著 , 三井 喜禎. 喜界島古今物語. 三井喜禎, 1965.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I087650694-00 -
林恭子 文 , 林, 恭子, 1942-2002. 平家物語を歩く. 弓立社, 2005.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007974543-00 , ISBN 4896675010
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富倉‖徳次郎 , 石母田‖正 , 柳田‖国男 , 西岡‖虎之助 , 吉川‖英治. 古典日本文学全集 第16. 筑摩書房, 1960.
- キーワード
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- 俊寛
- キカイガシマ
- イオウジマ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000315970