レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2018/01/25 17:10
- 更新日時
- 2018/04/10 18:36
- 管理番号
- 2017-009
- 質問
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解決
享保14年に中山道(武佐宿)を象が通行し、江戸へ向かった内容が書いてある本を紹介してほしい。
- 回答
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①『享保十四年、象、江戸へゆく』和田実/著(岩田書院)に詳しく記されています。
②『江戸時代の日中秘話』大庭脩/著(東方書店)にも一部記載があります。
③『象の旅』石坂昌三(新潮社)にも記されています。
④吉宗への献上象のことを書いた、当時ベストセラーになった「象志」が『江戸科学古典叢書44』(恒和出版)に収録されています。
- 回答プロセス
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・『近江八幡の歴史』(近江八幡市)第1巻p122に「象の通行」として、「享保十四年六月、清国の商人によって、八代将軍吉宗への献上品として交趾国(ベトナム)から象二頭がもたらされた。(略)長崎を出て大坂へ着いた象は、二、三日逗留の後大坂を出発して二十九日に大津へ入った。そして草津から中山道を東へ向かい武佐宿で泊まっている。この通行に際して武佐宿問屋では、西生来、西老蘇、東老蘇、石寺、清水鼻の村々の庄屋にあてて、道筋一町に一ヶ所ずつ手桶を設置して水を準備すること・・・(略)指示している」と記述を確認しました。
・「象」「中山道」のキーワードで図書の検索を行いました(①)。
・国立国会図書館レファレンス事例集の中に長崎、静岡を通った際の資料についての事例を確認しました(③、④)。
・①の参考文献の中に②が記されていました。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 近江八幡の歴史1巻、7巻(近江八幡市)
- キーワード
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- 中山道
- 武佐宿
- 象
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 武佐 郷土 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000229099