レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年12月19日
- 登録日時
- 2020/04/26 16:19
- 更新日時
- 2021/03/04 11:32
- 管理番号
- 埼久-2020-036
- 質問
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解決
島木赤彦の歌「暁の霧のなかより近づける冬田つづきの湖に音なし」の「湖」の読み方を知りたい。
- 回答
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下記の資料を紹介した。
『島木赤彦全歌集(全集)総索引』(末竹淳一郎著 桜楓社 1988)
(注)島木赤彦の全歌集及び全集に収録されている各短歌の五句総索引。
p57「うみ」に「320 D 2296 5 湖に音なし」とあり。
『名著複刻全集近代文学館大正期〔第18〕氷魚』(島木赤彦著 日本近代文学館 1969)
(注)大正9年岩波書店刊の複刻版
p320に当該歌あり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈フルテキスト:島木赤彦〉で検索する。
2 参考図書を調査する。
『作歌辞典』(窪田空穂[ほか]編 改造社 1949)
p596「みづうみ(名)湖」に「単に、ウミとも、淡海(あふみ)とも云ふ。」
p162「うみ(名)湖。海。」とあり。
『岩波現代短歌辞典 デスク版』(三枝昂之〔ほか〕編 岡井隆監修 岩波書店 1999)
p626「みずうみ(湖)」の項に「別・古 うみ」とあり。
「別・古」については、凡例に「別名や古名のうち主なもの」とあり。
『島木赤彦全歌集(全集)総索引』(末竹淳一郎著 桜楓社 1988)
(注)島木赤彦の全歌集及び全集に収録されている各短歌の五句総索引。
p57「うみ」に「320 D 2296 5 湖に音なし」とあり。
凡例によると、320は歌集初版頁、Dは『赤彦全集』の「氷魚」(岩波書店刊・大正九年六月十五日発行)、2296は歌番号、5は句目。
「みずうみ」の並びを確認するが、「湖」なし。「みづうみ」の並びを確認すると、「湖に」は4句掲載されているが、いずれも質問の歌に該当しない。
3 自館目録を〈氷魚 & 島木赤彦〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年12月19日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 『島木赤彦全歌集(全集)総索引』(末竹淳一郎著 桜楓社 1988) , ISBN 4-273-02225-7
- 『名著複刻全集近代文学館大正期〔第18〕氷魚』(島木赤彦著 日本近代文学館 1969)
- キーワード
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- 日本詩歌
- 島木 赤彦(シマギ アカヒコ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 文学
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000281070