レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/07/23
- 登録日時
- 2009/11/11 02:12
- 更新日時
- 2009/12/02 10:39
- 管理番号
- 埼熊-2009-038
- 質問
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解決
福岡孝弟(フクオカタカチカ:土佐藩士)の人物像(伝記・人物評論・研究論文)が知りたい。
- 回答
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福岡孝弟について詳しく書かれている資料は見つからず。下記資料を参考までに紹介する。
広谷喜十郎「土佐篇 福岡藤次-龍馬の精神を引き継いだ改革派の俊英」(『歴史読本 43巻7号』p50-55 新人物往来社 1998)
6頁にわたって生涯の記述と、坂本龍馬との関係を中心とした福岡の活動について触れている。
『土佐偉人伝』(歴史図書社 1976)
p383-385「福岡孝弟」の項目あり。2頁程度の紹介あり。
以下は高知県立図書館所蔵。あわせて紹介する。
「土佐史談 4号」(土佐史談会 1919)に「故福岡氏の偉功」の掲載あり。
「土佐史談 118号」(土佐史談会 1967)に「明治維新と福岡孝弟」(平尾道雄)収録あり。
「県民グラフ no.79」に「福岡孝弟の系譜功績」(平尾道雄)があり。 ※昔の県広報誌で、内容はごく簡単なもの。
- 回答プロセス
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自館目録を〈福岡孝弟〉〈フクオカタカチカ〉、通称の〈福岡藤次〉〈フクオカトウジ〉で検索したがなし。
人名事典(辞典)を調査、数行程度の記述はあるが詳しくはない。
《NDL-OPAC(雑索)》で〈福岡藤次〉を検索すると、1件あり。
広谷喜十郎「土佐篇 福岡藤次-龍馬の精神を引き継いだ改革派の俊英」(『歴史読本 43(7)』p50-55 新人物往来社 1998.7)
6頁にわたって生涯の記述と、坂本龍馬との関係を中心とした福岡の活動について触れている。
土佐関係の人物伝を調査する。
『土佐偉人伝』(歴史図書社 1976)
p383-385「福岡孝弟」の項目あり。2頁程度の紹介あり。
『日本人物文献目録』(平凡社 1974)
p908「福岡孝弟」の項で4点紹介されている。いずれも出版年が古く、埼玉県立図書館未所蔵。
その中の1冊「土佐史談 4号」(1919年)収録の「故福岡氏の偉功」(大島更造)は高知県立図書館所蔵。
高知県立図書館に〈福岡孝弟〉について調査依頼をし、以下の回答をいただく。
「土佐史談 4号」p53-56に「故福岡氏の偉功」の掲載あり。
これ以外にまとまった記述のある資料はほとんどなく、かろうじて福岡を主に書かれたものとして次の2点がある。
「土佐史談 118号」p1-6 「明治維新と福岡孝弟」(平尾道雄)
「県民グラフ no.79」 「福岡孝弟の系譜功績」(平尾道雄) ※昔の県広報誌で、内容はごく簡単なもの。
次のような資料もあるが、いずれも名前が散見される程度だったり、ごく簡略なもので、あまり参考にならないと思われる。
『後藤象二郎と近代日本』(大橋照夫 三一書房)
『山内容堂』(平尾道雄 吉川弘文館)
『決定版 図説・幕末志士1999』(学研)
この他、福岡の年譜書として『御侍中先祖書系図牒』という資料がある。高知県立図書館にて所蔵しているのは影印本で複写も可能だが、原本を所蔵している土佐山内家宝物資料館へ利用申請書を提出する必要がある。
- 事前調査事項
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『講談社日本人名大辞典』p1597〈福岡孝弟〉に次の記述あり(顔写真入り)。以下引用。
「(1835-1919)幕末-明治時代の武士、官僚。天保6年2月5日生まれ。土佐高知藩士。吉田東洋の門下。慶応3年(1867)後藤象二郎らと将軍徳川慶喜に大政奉還をすすめる。翌年五箇条の誓文の起草に参加。新政府の文部大輔(タイフ)、司法大輔、元老院議官、参議兼文部卿などをつとめた。大正8年3月7日死去。85歳。通称は藤次。」
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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- 『歴史読本 43巻7号』(新人物往来社 1998)
- 『土佐偉人伝』(歴史図書社 1976)
- 「土佐史談 4号」(土佐史談会 1919:高知県図蔵)
- 「土佐史談 118号」(土佐史談会 1967:高知県図蔵)
- 「県民グラフ no.79」(高知県:高知県図蔵)
- キーワード
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- 福岡 孝弟(フクオカ タカチカ)-福岡 藤次(フクオカ トウジ)
- 人物-土佐藩-高知県
- 伝記
- 照会先
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- 高知県立図書館
- 寄与者
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- 高知県立図書館
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000059398