レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年10月04日
- 登録日時
- 2013/10/04 14:20
- 更新日時
- 2013/10/04 14:53
- 管理番号
- 20131004-2
- 質問
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解決
西廂記について知りたい。
- 回答
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西廂記(せいそうき) Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E8%A5%BF%E5%BB%82%E8%A8%98%EF%BC%88%E3%81%9B%E3%81%84%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%8D%EF%BC%89/ (2013/10/04確認)
中国、元(げん)の雑劇(ざつげき)作品。「せいしょうき」ともいう。王実甫(おうじっぽ)作。13世紀後半、雑劇が大都(だいと)(北京(ペキン))を中心として最初の隆盛期を迎えた時期の作品。・・・
参考文献
田中謙二訳「元曲西廂記」(『中国古典文学大系 52 戯曲集 上』所収・1960・平凡社)
王実甫(おうじっぽ) Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E7%8E%8B%E5%AE%9F%E7%94%AB/ (2013/10/04確認)
生没年不詳。中国、元(げん)代の戯曲作家。名は徳信(とくしん)。詳しい経歴はわからないが、13世紀後半、元雑劇(げんざつげき)が初め北方で隆盛を迎えた時期に、関漢卿(かんかんけい)、馬致遠(ばちえん)らと並んで大都(だいと)(北京(ペキン))で活躍した。十数種の作品が知られるが、なによりもまず「天下第一」の評をかちえた名作『西廂記(せいそうき)』の作者として声名が高く、元曲(げんきょく)の代表作家の一人にあげられる。・・・
西廂記 【せいしょうき】 コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E8%A5%BF%E5%BB%82%E8%A8%98 (2013/10/04確認)
世界大百科事典 第2版
せいしょうき【西廂記 Xī xiāng jì】
中国,元代の戯曲。作者は王実甫。元の雑劇としては破格の,5編分より成る長編作,21幕(折)。唐の元稹(げんしん)《会真記(鶯鶯伝)》にもとづく金代の語り物《董西廂》を歌劇に改編したもので,山西省隅の名刹を舞台に展開される,旅の書生と亡き宰相の令嬢の波乱にみちた恋愛をつづる。作者は語り物が設定した封建礼教に対する自由結婚の抗争というテーマに添いつつ,登場人物たちの性格を的確に強調し,礼教の権化たる宰相未亡人と人間性を代弁する小間使いを両極に配しつつ,その間に恋の当事者を介在させ,彼ら相異なる四つの性格の対比が生む多様な波乱を,雅俗語を巧みに使い分ける洗練された筆致で描く。・・・
『西廂記』 【せいそうき】 世界文学大事典
中国,元代の戯曲。唐の元稹(げんじん)の作といわれる『鶯鶯(おうおう)伝』の翻案。〈せいしょうき〉とも読まれる。・・・
近刊本では上海(シヤンハイ)古籍出版社の『集評校注西廂記』がある。その主なる注解書としては明の王驥徳(おうきとく)の『西廂記古本校注』,清の毛奇齢の『毛西河論定西廂記』などがある。『西廂記』は,中国の封建社会で強く否定された自由恋愛をテーマに据え,礼教を堅く守る崔未亡人,恋の仲介を巧みにとりもつ紅娘と,佳人・才子の恋物語の一つとして多くの人々に愛読されたが,その結末に不満を抱く人々の願望によってその続編がいろいろと創作されている。また,これを批評したものも多く現れ,李卓吾(りたくご)や金聖嘆のものが特に著名である。日本でも多く読まれ,徳川時代に荷塘(かとう)の『諺解(げんかい)校注古本西廂記』が刊行され,塩谷温(しおのやおん)訳の『歌訳西廂記』,宮原民平訳の『西廂記』(『国訳漢文大成』)などがある。ある原作が,後世種々にアレンジされ,また,人々の願望によって続編が作られるという中国文学の一つの現象を示すものとして注目される。
中国学芸大事典 / 近藤春雄著 大修館書店 , 1978 ISBN:4469032018
p.427 せいしょうき 【西廂記】
中国文化史大事典 / 尾崎雄二郎, 竺沙雅章, 戸川芳郎編集代表 東京 : 大修館書店 , 2013 ISBN:97844690128
p.680 せいしょうき 【西廂記】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国文学 (920 9版)
- 戯曲 (922 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 王実甫
- 西廂記
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000137802