レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年00月00日
- 登録日時
- 2019/01/18 15:29
- 更新日時
- 2019/04/23 19:21
- 管理番号
- 広2017-事例01
- 質問
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解決
ソメイヨシノ(桜)が立春からの気温を足していくと540度で開花するという話を何かで読んだ。それが載っている資料を探している。
- 回答
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『こんなに役立つ数学入門』p130に、「ソメイヨシノの場合、立春からの最高気温の積算が540度くらいになると開花することが知られているので、
これにもとづいて桜の開花予測を行っているのです」という記載があった。
また、兵庫県立人と自然の博物館のホームページで公開されている『ひとはくフィールドワーク入門』に掲載されている「都市環境とサクラ」の中にも
同様の記述が見られた。
- 回答プロセス
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レファレンス協同データベースで「桜 開花」で検索すると、類似の質問が出てくるので、そこに記載されている参考文献を中心に確認したところ、様々な開花予測の方法が載っているものの、立春からの気温を足していくと540度で開花するという記述は見つけられなかった。そこで、インターネットで「桜 540度」で検索したところ、兵庫県立人と自然の博物館のホームページで公開されている「都市環境とサクラ」が見つかり、内容を確認すると同様の記述が確認できた。しかし、資料は見つけられなかったため、検索ワードを「立春 積算 540度」に変更してみると、国際基督教大学教養学部鈴木寛教授のホームページの「2015年読書記録」の中で、『こんなに役立つ数学入門―高校数学で解く社会問題』の内容が紹介されており、同様の記述があることがわかった。現物を確認し、利用者に提供した。
また、ソメイヨシノ(桜)の開花の仕組みそのものに関しては、『どうしてわかるの?
サクラが咲く日』や『微分・積分を楽しむ本』等にも詳しい記載があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 被子植物 (479 9版)
- 数学 (410 9版)
- 参考資料
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- 『こんなに役立つ数学入門』 広田照幸/川西琢也/編 筑摩書房 2007年
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■兵庫県立人と自然の博物館 ホームページ(2018年1月11日アクセス)
http://www.hitohaku.jp/publication/book/fieldwork.html -
鈴木寛国際基督教大学教養学部教授 ホームページ(2018年1月11日アクセス)
https://icu-hsuzuki.github.io/science/books/books2015.html
- キーワード
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- 桜
- ソメイヨシノ
- 開花日
- 立春
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000250305