レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/04/05
- 登録日時
- 2014/05/09 13:30
- 更新日時
- 2014/07/29 14:50
- 管理番号
- 埼久-2014-010
- 質問
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解決
第43次(平成13年度)南極地域観測隊の観測隊員数について書かれた資料はあるか知りたい。
56名が「しらせ」に乗船し、残りの4名は観測船「タンガロア号」で赴いたと聞いた。このことについて記述のある資料を探している。
- 回答
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オープンアクセスが可能な以下の論文を紹介した。
《CiNii Articles》
西尾文彦著「第43次日本南極地域観測隊夏期行動報告 2001-2002」(「南極資料 57(1)」p29-52 国立極地研究所 2013.3)(http://ci.nii.ac.jp/naid/110009573708 国立情報学研究所 2014/05/09最終確認)
抄録に「第43次隊は総勢60名で構成され、このうち夏隊は20名、越冬隊は40名であった。ほかに夏隊同行者として7名が参加した。(中略)なお、夏隊員のうち4名は専用観測船「タンガロア号」を利用した観測を実施し、国内出発から帰国まで完全に別行動であった。」との記述あり。
図書資料では、以下の資料を紹介した。
『南極観測五十年史』(文部科学省編 文部科学省 2007)
p350「第43次南極地域観測の概要」の表によると、「特記事項」欄に「海洋観測用に、初めて専用観測船「タンガロア号」をニュージーランド水圏大気研究所からチャーター、出発・帰国日及び観測は「しらせ」とは別日程で実施した。」とあり、専用観測船用隊員数の内訳が表内で指示されている。それによると夏隊は4名であった。
- 回答プロセス
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回答資料の他、《CiNii Articles》により以下の論文を閲覧することができる。
青木茂,佐藤壽彦著「第43次南極地域観測隊「タンガロア」海洋観測報告(海洋物理)」(「南極資料 48(3)」p204-218 国立極地研究所 2004.11)(http://ci.nii.ac.jp/naid/110001063040 国立情報学研究所 2014/05/09最終確認)
その他以下の資料を調査したが、該当する記述が見あたらなかった。
自館目録をNDC分類〈402.979〉〈南極 & 観測〉で検索しヒットした資料のうち、2002年以降に刊行された資料を調査した。
『南極観測隊』(南極OB会・観測五十周年記念事業委員会編 日本極地研究振興会 2006)
p502「タンガロア乗船記 山内肇 四十三次と四十四次の夏、JAREのチャーターしたニュージーランドの海洋観測船「タンガロア」に船医として参加した」とあり。人数についての記述なし。
『南極読本』(南極OB会編集委員会編 成山堂書店 2013)
『ニッポン南極観測隊』(小野延雄,柴田鉄治編 丸善 2006)
『南極大図鑑』(国立極地研究所ほか監修 小学館 2006)
『南極観測五十年史』(国土地理院 2007)
- 事前調査事項
- NDC
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- 科学史.事情 (402 9版)
- 参考資料
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- 西尾文彦著「第43次日本南極地域観測隊夏期行動報告 2001-2002」(「南極資料 57(1)」p29-52 国立極地研究所 2013.3)(http://ci.nii.ac.jp/naid/110009573708 国立情報学研究所 2014/05/09最終確認)
- 『南極観測五十年史』(文部科学省 2007)
- キーワード
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- 日本南極地域観測隊
- 南極越冬隊
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000153119