レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/10/25
- 登録日時
- 2023/01/20 00:30
- 更新日時
- 2023/01/20 11:10
- 管理番号
- R1001640
- 質問
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解決
群馬県みなかみ町と片品村の境界にある坤六峠(こんろくとうげ)は県知事だった神田坤六氏の名前から付けられたと聞いたことがあるが本当なのか知りたい。
- 回答
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坤六峠は、群馬県利根郡みなかみ町藤原にあり、その場所は、みなかみ町と片品村の境界付近に存在します。
「群馬の峠 下巻」によると、以前は「いわを峠」と呼ばれていたが、昭和43年に尾瀬・奥利根林道が完成したのを記念して、県知事神田坤六氏の名をかりて坤六峠と呼んだ、とのいった内容の記述がありました。
以下、当館所蔵の参考資料になります。
群馬の峠 下巻
坤六峠 p.32-37
いわを峠について次のような記述あり。
“この峠の本名は、いわを峠”
“と云ってもこれは水上の元営林署長竹花巌氏が自ら名付けたもの”
坤六峠について次のような記述あり。
“略)尾瀬・奥利根林道が完成したのが昭和四十三年七月二十四日。これを記念して知事神田坤六氏の名をかりて坤六峠と呼んだ。”
“略)水上町が名付けたものだから、これが正式な峠の名前です、と観光課長さんは仰言る。”
p.32に坤六峠周辺の地図と、いわを峠の標識のようなものの写真あり。
短歌研究 1998年12月号
'99綜合年刊歌集
収録されている山岸謙蔵氏の次の作品に“坤六峠”が詠まれている。(p.224)
この峠は知事の名にあやかりし坤六峠こんな暢気な世もありしかな
作品のみの収録で、坤六峠のエピソードなどはない。
- 回答プロセス
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以下の資料には“坤六峠”が記載されていたが、命名の由来については記載が見当たらなかった。
群馬県人名大事典 上毛新聞社 1982
神田坤六 p.158-159
新日本地名索引 第2巻漢字篇上 金井弘夫/編 アボック社出版局 1993.10
坤六峠 p.1316
位置座標“東経E 139°11′北緯N 36°51′”の記載のみあり。
群馬の峠 須田茂/著(みやま文庫 179) みやま文庫 2005.8
付図4 p.208
利根郡域の峠の付図に坤六峠の記載のみあり。
本文に坤六峠の記載は見当たらず。
尾瀬と周辺の山をあるく [2021] (大人の遠足BOOK) JTBパブリッシング 2021.6
付図『ハンディ登山地図』に坤六峠の記載のみあり。(C-6)
以下の資料に、坤六峠の記載は見当たりませんでした。
角川日本地名大辞典 10 「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 群馬県 角川書店 1988.7
日本歴史地名大系 10 群馬県の地名 平凡社 1987.2
町誌みなかみ 町誌みなかみ編纂委員会/編纂 町誌みなかみ編纂委員会 1964.8
利根郡誌 群馬県利根教育会 1970.2
峠幻視行 吉永哲郎著(上毛文庫 45)上毛新聞社 2000.5
西上州の山と峠 佐藤節著 新ハイキング社 1982.7
群馬県百科事典 上毛新聞社 1979
群馬新百科事典 上毛新聞社 2008.3
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 10版)
- 参考資料
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岩佐徹道 著 , 岩佐徹道. 群馬の峠 : 北東の山 南西の峡 下巻. 三共電器, 1971.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I106377428-00 (当館資料番号 117295444) -
'99綜合年刊歌集. 短歌研究 55(12), ISSN 13425633
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002461479-00 (当館資料番号 150416303)
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岩佐徹道 著 , 岩佐徹道. 群馬の峠 : 北東の山 南西の峡 下巻. 三共電器, 1971.
- キーワード
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- 坤六峠
- みなかみ町(群馬県)
- 片品村(群馬県)
- 神田坤六
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000327643