レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年07月11日
- 登録日時
- 2023/01/08 16:30
- 更新日時
- 2023/03/09 19:03
- 管理番号
- 埼熊-2022-070
- 質問
-
解決
熊谷にある常光院の鐘楼・銅鐘に関する資料を知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
1 鐘楼について
『熊谷市指定文化財「常光院本堂」建築概要調査報告 埼玉県熊谷市「常光院本堂」の建築概要と建造物保存の変遷をめぐって』(山下祐樹著 熊谷市文化遺産保存事業実行委員会 2020)
p2「天和3年(1683)に建立されたと伝わる鐘樓堂」とあり。
p25「資料1 『新編武蔵風土記稿』での記載」に「鐘楼。天和年中鋳造の鐘なり」とあり。
p26「資料2 『常光院栞』での記載」の「常光院縁起」読解文に「天和三年(1683)建立の鐘棲堂」とあり。
『熊谷の歴史を彩る 史跡・文化財・人物』(熊谷市立熊谷図書館美術、郷土係編 熊谷市立熊谷図書館 2011)
p79「中条家長と常光院」の項に「天和三年(一六八三)建立の鐘楼堂」とあり。
『中條氏と常光院』(藤野三吉編 常光院保勝会 1941)
p93 「一(現)鐘楼堂 天和三年ノ建設 建坪二坪二合五勺」とあり。
『熊谷市史 別編 1 民俗編』(熊谷市教育委員会編 熊谷市 2014)
p359「常光院」の項に「寛永五年(一六二九)建立の鐘楼堂」とあり。
『熊谷市史 後篇』(熊谷市史編纂委員会編 熊谷市 1964)
p366「常光院」の「鐘楼堂」の項に「木造平屋建瓦葺(梵鐘は昭和十七年供出、現在は東京自証院の供出払下品)寛永五年(一六二九)造立のもの」とあり。
2 銅鐘について
『埼玉宗教名鑑』(産報通信社出版局編 埼玉新聞社 1978)
p489「常光院」
「第2次世界大戦中梵鐘を供出したため、東京自証院より寛永5年(1629年)鋳造の梵鐘を譲り受けた」とあり。
『常光院 熊谷』(平井加余子文 平井隆写真 さきたま出版会 1997)
p33「鐘と半鐘」
「昭和十六年、金属回収令が公布されると常光院では鐘・半鐘・仏具などを供出してしまった。現在、本堂軒にある半鐘や、鐘楼の吊り鐘は、終戦後溶かされずに残っていたものを払い下げてもらったものである」とあり。
『梵鐘 日本古鐘研究会機関誌 第18号』(真鍋孝志編 日本古鐘研究会 2005)
p69-96 花房健次郎著「埼玉県(武蔵国)の江戸時代鐘銘集(1)」あり。
p75「常光院鐘」の項あり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈常光院〉〈熊谷 & 文化財〉〈熊谷 & 文化遺産〉〈梵鐘〉で検索する。
『常光院の至宝展 国重要文化財指定記念 特別展』(熊谷市立熊谷図書館 熊谷市立熊谷図書館 2013)
『昔の中条と常光院及び邪教法印について』(常光院 常光院 1962)
いずれも関連する記述なし。
2 参考図書を確認する。
3 『新編武蔵風土記稿』を確認する。
『新編武蔵風土記稿 第4期 第11巻』(蘆田伊人編集校訂 雄山閣 1996)
p62「鐘樓 天和年中鋳造の鐘なり」とあり。
4 児玉大里地方史(熊谷市)の棚にあたる。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2020年7月11日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 寺院.僧職 (185 9版)
- 芸術政策.文化財 (709 9版)
- 参考資料
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- 『熊谷市指定文化財「常光院本堂」建築概要調査報告 埼玉県熊谷市「常光院本堂」の建築概要と建造物保存の変遷をめぐって』(山下祐樹著 熊谷市文化遺産保存事業実行委員会 2020)
- 『熊谷の歴史を彩る 史跡・文化財・人物』(熊谷市立熊谷図書館美術、郷土係編 熊谷市立熊谷図書館 2011)
- 『中條氏と常光院』(藤野三吉編 常光院保勝会 1941)
- 『熊谷市史 別編 1 民俗編』(熊谷市教育委員会編 熊谷市 2014)
- 『熊谷市史 後篇』(熊谷市史編纂委員会編 熊谷市 1964)
- 『埼玉宗教名鑑』(産報通信社出版局編 埼玉新聞社 1978)
- 『常光院 熊谷』(平井加余子文 平井隆写真 さきたま出版会 1997)
- 『梵鐘 日本古鐘研究会機関誌 第18号』(真鍋孝志編 日本古鐘研究会 2005)
- キーワード
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- 寺院-埼玉県-熊谷市
- 常光院
- 鐘楼
- 銅鐘
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000326878