レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年10月26日
- 登録日時
- 2021/11/27 09:32
- 更新日時
- 2022/02/03 10:22
- 管理番号
- 相‐210016
- 質問
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解決
歴代の皇后や女帝、内親王に興味があり、皇后含む女性皇族の存在意義や彼女たちを巡る時代状況について書かれた新書や論文を紹介してほしい。探している本は対象人物が平安以前ごろから近くても戦前まで、現代ではなく近代以前のものがよい。
- 回答
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・『<女帝>の日本史』原武史著 NHK出版 2017
古代から中世までは女性がどのように政治と関わっていたのか(第1章から第3章)、江戸時代においては女性が権力を封じられていく社会であったこと(第4章)、明治時代以降は天皇のパートナーとしての皇后象がつくられていったこと(第5章)、についてそれぞれ記載されています。
・『平安時代の后と王権』東海林亜矢子著 吉川弘文館 2018
裏表紙に、「摂関政治の成立・展開において、后の権限はどのように変化したのか。内裏後宮という場所と、そこで行われた儀式を切り口に、后の立場と役割を明らかにする。」とあります。
・『中世前期女性院宮の研究』山田彩起子著 思文閣出版 2010
「はじめに」に、「本書は、(中略)中世前期の女院・后について論じ、(中略)摂関家のあり方を追究するものである」とあります。平安期、鎌倉期の状況について解説されています。
・『家・社会・女性 古代から中世へ』前近代女性史研究会編 吉川弘文館 1997
「Ⅲ後宮と女性 母后と皇后-九世紀を中心に-」が章立てされています。
・『歴史と旅』 第28巻第9号 2001年9月 秋田書店
「輝ける日本の女帝 125代の天皇家の歴史に光芒を放つ10代8人の女帝」として、日本の女帝についての記事が掲載されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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次の本はすでに読んだとのこと。
・『歴代皇后125代総覧』 歴史読本編集部編 KADOKAWA新人物文庫
・『天皇家の姫君たち』 渡辺みどり著 文春文庫
・『菊と葵のものがたり』 高松宮妃喜久子著 中央公論社」
- NDC
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- 日本史 (210)
- 家族問題.男性.女性問題.老人問題 (367)
- 参考資料
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原武史 著 , 原, 武史, 1962-. 〈女帝〉の日本史. NHK出版, 2017. (NHK出版新書 ; 529)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028526300-00 , ISBN 9784140885291 -
東海林亜矢子 著 , 東海林, 亜矢子, 1969-. 平安時代の后と王権. 吉川弘文館, 2018.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028757682-00 , ISBN 9784642046428 -
山田彩起子 著 , 山田, 彩起子. 中世前期女性院宮の研究. 思文閣出版, 2010.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010677654-00 , ISBN 9784784214969 -
前近代女性史研究会 編 , 前近代女性史研究会. 家・社会・女性 : 古代から中世へ. 吉川弘文館, 1997.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002625616-00 , ISBN 4642013040 -
特集 輝ける日本の女帝--125代の天皇家の歴史に光芒を放つ10代8人の女帝. 2001-09. 歴史と旅 28(9) p. 7~11,23~90
https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I5847057-00
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原武史 著 , 原, 武史, 1962-. 〈女帝〉の日本史. NHK出版, 2017. (NHK出版新書 ; 529)
- キーワード
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- 女性--日本--歴史
- 権力--歴史
- 皇后--歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 高校生
- 登録番号
- 1000308098