レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/04/01
- 登録日時
- 2014/05/15 00:30
- 更新日時
- 2014/05/15 00:30
- 管理番号
- 滋2014-0001
- 質問
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解決
かつて近江の湖西地方を通っていた西近江路は別名北国海道と呼ばれているそうだが、なぜ「街道」ではなく「海道」の字が使用されたのか知りたい。
- 回答
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『図説滋賀県の歴史』によりますと、「江戸時代の古絵図をはじめ街道筋に散在する石造道標のほとんどに「北国海道」と刻まれているところから海の字を用いている。」とあります。『近江の街道』でも、同じく石造道標の記載をあげたうえで、「それだけこの道が、北国の海へのイメージが強かったのであろう。」とあり、『図説近江の街道』でも同様の見解が示されています。しかし、『近江の道標』には、「街道でなくて、海道という名前がついたのは、北国の海をさす道か、あるいは、びわ湖に沿うてあるからか明確ではない。」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 交通史.事情 (682 8版)
- 参考資料
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- 1 図説滋賀県の歴史 木村至宏∥責任編集 河出書房新社 1987年 S-2100- 87 p.213
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2 近江の街道 小林博∥著 木村至宏∥著 サンブライト出版 1982年 S-6800- 82 p.335 -
3 図説近江の街道 郷土出版社 1994年 SB-6800- 94 p.93 -
4 近江の道標 木村至宏∥著 民俗文化研究会 1971年 S-6800- 71 p.15
- キーワード
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- 西近江路
- 北国海道
- 街道
- 道標
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000153234