レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/05/05
- 登録日時
- 2019/03/27 00:30
- 更新日時
- 2019/03/27 15:29
- 管理番号
- 茨城-2018-057
- 質問
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解決
1. 笠間稲荷神社の彫物や彫物師についての記述の有無
〇 笠間市史 上巻 1993
笠間の社寺と庶民の信仰 P667-702
〇 笠間市史 下巻 1998
四 笠間稲荷神社の繁栄 P222-233
上巻・下巻のどちらに江戸時代の彫物や彫物師についての記述がありますか。
〇 新笠間市史の歴史 2011
胡桃下稲荷と同社本殿の彫刻 P209
この部分が笠間稲荷の彫物についての記述ですか。
2.大洗磯前神社の彫物や彫物師についての記述の有無
〇大洗町史 通史編 1986
大洗磯前神社とその他の社寺
この項目の中に彫物についての記述はありますか。
3.御岩神社 この神社については、神社そのものの記述の頁の有無
〇 日立市史 1959
〇 新修日立市史(上巻・下巻) 1994-6
- 回答
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1 笠間稲荷神社 彫物や彫物師についての記述の有無
(1)『笠間市史 上巻』
ご依頼のあった部分では,笠間稲荷神社の奉納絵馬についての解説(p.702)に「額縁は龍の彫刻で飾られているものが多い。」との記述がありますが,彫物・彫物師については記述がありません。
第九章 藩校時習館の開設と文化の興隆 四 笠間の学芸 笠間の美術工芸
「笠間の社寺建築」(p.655-657)の項に,笠間稲荷神社本殿の装飾彫刻についての解説があります(p.655-656)。
(2)『笠間市史 下巻』…近代以降が対象のため,記述なし。
(3)『新笠間市の歴史』
ご依頼の「胡桃下稲荷と同社本殿の彫刻」(p.209-210)に,文久元年(1861)9月の本殿再建についての解説があり,彫物についての説明もあります(p.210)。
2 大洗磯前神社の彫物についての記述の有無
(1)『大洗町史 通史編』…彫物についての記述なし。
3 御岩神社
(1)『日立市史』
第三篇 各説 第一章 宗教 一 神社(p.814-838))
p.835-837に「御岩神社」の項があります(p.838に注記あり)。
第一篇 明治以前の日立 近世 第四章 日立地方における農村の有様と変遷 二 村民の負担(p.236-247)
p.245に入四間の山役銭(やまやくせん:御岩山参詣者から徴収する参拝料)について解説があります。
(2)『新修 日立市史 上巻』
中世 第五章 日立地方の中世的諸相 第二節 宗教と信仰
「神社」(p.390-393)の項中,p.393に御岩山(御岩神社)の解説があり,「神道、仏教の両部を習合した両部神道の道場として栄えた」と記述があります。
近世 第三章 徳川光圀と日立地方 第二節 社寺改革
「江戸時代初期の日立地方の寺院」(p.511-520)の項の「表3-1 江戸時代初期日立地方の寺院一覧」(p.517-518)に入四間村の寺院一覧があり,p.519に入四間村に寺院が多い理由の説明があり,「御岩山大権現開山されるに及び,別当職として真言宗寺院や本山派山伏が入ったことによる」との記述があります。
「寛文三年当時の日立地方の神社」(p.525-530)の項の「表3-4 江戸時代初期日立地方の神社一覧」p.529に入四間村の神社として御岩山権現があります。
- 回答プロセス
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(1) 指定された箇所を確認
(2) 目次より笠間稲荷神社・磯前神社については工芸・文化の項,御岩神社については寺社改革の項も確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 神社.神職 (175 9版)
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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- 笠間市史上巻笠間市史編さん委員会/編集笠間市
- 新笠間市の歴史笠間市史編さん専門委員会/編笠間市教育委員会
- 日立市史日立市史編さん委員会/編日立市
- 新修日立市史上巻日立市史編さん委員会/編日立市
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000253908