レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年04月23日
- 登録日時
- 2020/05/03 10:07
- 更新日時
- 2020/06/11 09:28
- 管理番号
- 県立長野-20-007
- 質問
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解決
明治初期にイタリアへ蚕種を直販売したとされている長野県上田市の蚕種商人、田中長右衛門について知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
1 『上田は信州の横浜だった』(上田小県近現代史研究会ブックレットNo.21)
上田小県近代史研究会編(阿部勇執筆) 上田小県近代史研究会 2013 【N632/23】
P.74-75に田中長右衛門の渡欧についての記載あり。
2 『上田城下町原町の歴史』 田辺寛二郎著 原町史編纂委員会 1986 【N221/108】
p.130に「原町土橋の田中忠右衛門(後に改め長右衛門)、イタリアに渡る(九月)」の見出しで3行の記載あり。
3 『蚕糸王国信州ものがたり』 阿部勇編著 信濃毎日新聞社 2016 【N632/27】
p.61に「明治4年には上田の蚕種商人・田中長右衛門が、イタリアで蚕種を直接売り込むために海を渡った(しかし、販売事業は振るわず程なく帰国)。」の記載あり。
4 『長野県史 通史編 第6巻』 長野県編 長野県史刊行会 1989 【N209/11-4/6】
p.722に若松屋(田中)忠右衛門の記載あり。
5 『郷土の歴史年表 上田の歩み』 上田市立博物館編 上田市立博物館 1995 【N221/250】
p.75の年表内に「1871 明治4 原町田中長右衛門、蚕種輸出でイタリーへ」の記載あり。
- 回答プロセス
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1 『長野県歴史人物大事典』で田中長右衛門をひくも記載なし。『信濃人物誌』にも記載なし。
2 蚕種業の商人ということから、郷土分類N630周辺の資料を探す。『上田は信州の横浜だった』等で記述を発見。
3 上田市の蚕種商人であることから、上田市関連の史誌をあたる。『上田城下町原町の歴史』等で記述を発見。
<その他調査済み資料>
『上田小県誌 第3巻 社会篇』 上田小県誌刊行会編 小県上田教育会 1968【N221/12/3】
『上田市史 下』 藤澤直枝著 信濃毎日新聞社 1940 【N221/26/2】
『上田近代史』 上田市史編さん委員会編 上田市」 1970 【N221/43】
『上田市誌 近現代編2』 上田市誌編さん委員会編 上田市 2003 【N221/175/15】
『信濃蚕糸業史 下巻』 江口善次編 大日本蚕糸会信濃支会 1937 【N630/30/3】
『長野県養蚕業史』 農業発達史調査会編 農業発達史調査会 1951 【N630/46】
『郷土の産業 養蚕・製糸』 上田市立博物館編 上田市立博物館 1981 【N630/62】
『蚕糸業の先覚者』 上田市立博物館編 上田市立博物館 1995 【N632/6】
『蚕都上田を築き支えた人々』 上田小県近現代史研修会編 上田小県近現代史研修会2010【N632/16】
『蚕都信州上田の近代』 阿部勇編 岩田書院 2011 【215.2/アイ】
『蚕糸王国長野県 日本の近代化を支えた養蚕・蚕種・製糸』 新津新生著 川辺書林 2017【632.15/ニア】
- 事前調査事項
- NDC
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- 蚕糸業 (630 10版)
- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
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- 『上田は信州の横浜だった』(上田小県近現代史研究会ブックレットNo.21)上田小県近代史研究会編(阿部勇執筆)上田小県近代史研究会2013 【N632/23】
- 『上田城下町原町の歴史』 田辺寛二郎著 原町史編纂委員会 1986 【N221/108】
- キーワード
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- 田中長右衛門
- 蚕種
- 貿易
- 明治時代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000281819