レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/03/16
- 登録日時
- 2015/03/16 00:30
- 更新日時
- 2015/09/02 18:16
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-140079
- 質問
-
解決
正岡子規の紀行文「はて知らずの記」の初出は,「新聞「日本」」とのことだが,この初出紙の正式な名称が知りたい。
- 回答
-
1 「はて知らずの記」の初出紙について
下記資料を調査しました。いずれも初出紙は「日本」となっています。
なお,【 】は当館請求記号です。
資料1 正岡子規『子規全集 第13巻』講談社, 1976【918.6/マ2-2/13】
pp.530-575 「はて知らずの記」の項
資料2 坪内祐三, 中沢新一編『明治の文学 第20巻 正岡子規』筑摩書房, 2001【918.6/メイ009/20】
pp.46-82 「はて知らずの記」の項
資料3 昭和女子大学近代文学研究室『近代文学研究叢書 第6巻』昭和女子大学近代文化研究所, 1972【910.26/キ1/6】p.156
2 「日本」の読み方について
資料4 青森県近代文学館編『陸羯南と正岡子規 特別展』青森県近代文学館, 2007【910.26/クカ077/タ】
p.8に新聞「日本」創刊号(明治22年2月21日)の写真があり,ふりがなは「にっぽん」と記載されています。
資料5 『新潮日本文学アルバム 21 正岡子規』新潮社, 1986【910.26/シン839/21】
p.105
「明治二十二年(一八八九) 二十二歳
一月漱石を知る。二月陸羯南(くがかつなん)新聞「日本(にほん)」を創刊。」
資料6 『日本語大辞典 カラー版』講談社, 1990【813.1/90Y/R】
p.1480「にほん【日本】」の項
「(前略)明治時代の有力日刊紙。明治二二年(一八八九)陸羯南(くがかつなん)らが政論新聞として創刊。(後略)」
資料7 国史大辞典編集委員会編『国史大辞典 11』吉川弘文館, 1990【210.03/コ4/11R】
p.109「にほん 日本」の項
「いわゆる明治二十年(一八八九)代の国粋主義を代表する新聞。明治二十二年二月十一日「紀元節」の日に、陸羯南を主筆兼社長として東京神田雉子町の日本新聞社より発刊された。(後略)」
資料8 日本近代文学館編『日本近代文学大事典 第5巻』講談社, 1977【910.3/ニ6/5AR】
p.305「「日本」にほん」の項
「新聞。明治二二・二・一一~大正三・一二・三一。神田雉子町三二番地、日本新聞社発行。明治二十年代ナショナリズムの拠点となった言論新聞で、陸羯南が主宰す。(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- ジャーナリズム.新聞 (070 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 新聞
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000169096