レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年04月13日
- 登録日時
- 2013/06/18 17:21
- 更新日時
- 2019/11/27 14:40
- 管理番号
- 京資-247
- 質問
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解決
京都市左京区にあった法勝寺(ほっしょうじ)について知りたい。
- 回答
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『京都大事典』のp834~835によると、法勝寺は白河天皇が現在の左京区岡崎、京都市動物園付近に営んだ寺のことで、六勝寺のひとつとされる。法勝寺は天皇の氏寺として栄えたが、承元2(1208)年の雷火と承久の乱後の皇室の弱体化にともない急激に衰え、応仁の乱後に姿を消した。
法勝寺に関しては、『京都の庭園 遺跡にみる平安時代の庭園』のp44~47に記載されており、現在の地図に重ね合わせた六勝寺跡の推定図や法勝寺の復元イメージ図が記載されている。また、『地図で読む京都・岡崎年代史』のp22~23に、法勝寺と高さ81メートルあったといわれる八角九重塔について記載されている。
なお、法勝寺跡の発掘調査については、『法勝寺跡発掘調査概報 昭和61年度』『六勝寺跡発掘調査概要 昭和55年度』に記載されている。
- 回答プロセス
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1.『京都大事典』で「法勝寺」を調べたところ、六勝寺のひとつだということが分かった。
2.京都府立総合資料館・京都府立図書館の蔵書検索システムで、キーワード「法勝寺」「六勝寺」を検索した。検索の結果見つかった資料のうち、『法勝寺跡発掘調査概報 昭和61年度』『六勝寺跡発掘調査概要 昭和55年度』『京都の庭園 遺跡にみる平安時代の庭園』等の資料を調べた。
3.岡崎公園の歴史についての資料を調べたところ、『地図で読む京都・岡崎年代史』に法勝寺と八角九重塔について記載されていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 『京都大事典』 佐和隆研/[ほか]編集 淡交社 1984 1083,91p (当館請求記号K0/291.62/Ky6)
- 『法勝寺跡発掘調査概報 昭和61年度』 京都市埋蔵文化財研究所/編 京都市文化観光局 1987 24p,図版18枚 (当館請求記号K12/210.025/Ky6)
- 『六勝寺跡発掘調査概要 昭和55年度』 京都市埋蔵文化財研究所/編 京都市埋蔵文化財調査センター 1981 34p (当館請求記号K12/210.025/Ky6)
- 『京都の庭園 遺跡にみる平安時代の庭園』 京都市文化観光局文化部文化財保護課/編刊 1990 80p (京都市文化財ブックス 第5集) (当館請求記号K1/629.21/Ky6)
- 『地図で読む京都・岡崎年代史』 京都岡崎魅力づくり推進協議会/編刊 小林丈広/監修 2012 32p (当館請求記号K12/518.85/Ky6)
- キーワード
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- 法勝寺
- 六勝寺
- 岡崎公園
- 白河天皇
- 八角九重塔
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000132601