レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/01/22
- 登録日時
- 2018/02/03 00:30
- 更新日時
- 2018/02/03 00:30
- 管理番号
- 参調 17-0072
- 質問
-
解決
「一花於蒐夫家文書」が見たい。
利用者が持参した複写物に「舟尾 一花於蒐夫家文書」とある。知り合いから複写物をもらった、とのことで、何の資料から複写したか不明。
- 回答
-
複写物に「一花家は(中略)舟尾村の三分の一強を占める旧家」とあることから、一花家は舟尾という場所にあると考えられる。その地域の県史、市町村史に、文書に関する情報、あるいは文書そのものが掲載されているかもしれない。
検索エンジンで調べたところ、舟尾村は石川県田鶴浜町にあり(田鶴浜町は2004年合併により七尾市となった)。当館所蔵の「石川県史」「石川県史料」「石川県史資料」を見たが、「一花於蒐夫家文書」は確認できず。
複写物の記述に「舟尾村・奥原村・和倉村・新保村・石崎村・祖浜村の六か村が・・・」とあるため、「舟尾村」と他の村名をキーワードに検索エンジンで調べたところ、ウィキペディアの「端村」に関する記述が見つかった。これによると「1889年(明治22年)4月1日 町村制施行により新屋村、川尻村、垣吉村、舟尾村、奥原村、和倉村、舟尾奥原入会地が合併して田鶴浜村が成立」とあり、参考文献として「田鶴浜町史」があげられている。
国会サーチで「田鶴浜町史」の書誌情報を見たところ、1092頁の資料。利用者が持参した複写物の下部に「933」とページ数が入っているため、「田鶴浜町史」から複写された可能性がある。
利用者は933頁以降の複写を持参していなかったが、933頁の記述に「・・・旧家であるが、残念ながら史料が少なく、二点しか掲載できなかった」とあり、933頁より後ろに「一花於蒐夫家文書」が二点掲載されていると思われる。
石川県立図書館に「田鶴浜町史」が所蔵されていることがわかったので、利用者が持参した資料は「田鶴浜町史」であるか、「田鶴浜町史」に「一花於蒐夫家文書」は2点掲載されているか、調査を依頼したところ、「田鶴浜町史」で間違いなく、933頁以降939頁まで、2点の文書が翻刻された形で掲載されている、と回答があった。「田鶴浜町史」は貸出可能。該当部分の複写も受付可能、とのこと。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 7版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 一花於蒐夫家文書
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000229853