レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年10月09日
- 登録日時
- 2014/08/21 16:04
- 更新日時
- 2014/08/21 16:05
- 管理番号
- いわき総合-地域251
- 質問
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解決
いわき市内にある磐城平藩主の墓所が知りたい。
- 回答
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現在いわき市内に墓所があるのは、良善寺(平字古鍛冶町107)の安藤家墓所です。初代・信成の墓は定恵院(東京都品川区)にありますが、二代・信馨~七代・信勇までの墓が良善寺にあります。
『藩史大事典 第1巻』の「藩主一覧」(P199~201)で、歴代藩主の戒名と菩提寺が確認できます。このなかで、安藤信馨(二代)、信義(三代)、信由(四代)、信正(五代)、信民(六代)、信勇(七代)の菩提所が「栖岸院」となっていますが、『平の殿さま』P14に、平成2年に平・良善寺に移葬したとの記述があります。『舊平藩戊辰殉難者追憶』には、良善寺の「舊平藩戊辰殉難者墓地図」があり、安藤家墓所の場所が確認できます。
また、『藩史大事典 第1巻』の「藩主一覧」のなかで内藤義稠が「いわき市・善昌寺」とありますが、現在は光明寺(鎌倉市)に埋葬されているようです。(『平の殿さま』P9、『三百藩藩主人名事典第一巻』P59より)
◆磐城平藩主の墓所
・鳥居家 忠政(初代)の父・元忠の墓所が長源寺(平)にある。忠政の墓は長源寺(山形市)。
・内藤家 政長(初代)は善昌寺(平)に埋葬されたが、のちに光明寺(鎌倉市)へ移葬。二代~五代も光明寺へ埋葬。
・井上家 菩提寺は大寶寺(平)だが、いわき市内に墓所はない。
・安藤家【いわき市内にあり】 信馨(二代)~信勇(七代)の墓が、良善寺(平)にある。信成(初代)の墓は定恵院(東京・品川)にある。
- 回答プロセス
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1.資料を調査
【資料①】『藩史大事典 第1巻』
「藩主一覧」(P199~201)で、歴代藩主の戒名と菩提寺が確認できる。1988(昭和63)発行のため、その後の移葬した情報は確認できない。
【資料②】『平の殿さま』
2006(平成18)発行。安藤家墓所が、平成2年に平・良善寺に移葬されたことなど確認できる。
【資料③】『三百藩藩主人名事典 第一巻』
1986(昭和61)発行。藩主ごとに葬地・墓が記されている。
【資料④】『舊平藩戊辰殉難者追憶』
平・良善寺の「舊平藩戊辰殉難者墓地図」あり。
【資料⑤】『いわき市の文化財』
P201に鳥居家墓所が掲載。鳥居元忠、忠英、鳥居元忠夫人墓についての解説あり。
【資料⑥】『武者たちの舞台 下巻』
墓所についての記述はないが、磐城平藩についての解説あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 日本の建築 (521 9版)
- 芸術政策.文化財 (709 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『藩史大事典 第1巻』[K/210.5-0/ハ・1110009063]
- 【資料②】『平の殿さま』[K/210.1-1/イ・1113868168]
- 【資料③】『三百藩藩主人名事典 第一巻』[R/281.0/サ-1・1110020615]
- 【資料④】『舊平藩戊辰殉難者追憶』[K/210.6-1/ヘ・1110047535]
- 【資料⑤】『いわき市の文化財』[K/709/イ・1111362206]
- 【資料⑥】『武者たちの舞台 下巻』[K/521/ム-2・1112166804]
- キーワード
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- 磐城平藩
- 墓所
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000158697