レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 京都府立京都学・歴彩館 (2110022) | 管理番号 (Control number) | 京歴-490 | ||||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2019年02月03日 | 登録日時 (Registration date) | 2020年05月29日 09時17分 | 更新日時 (Last update) | 2020年05月29日 11時22分 | ||||||||
質問 (Question) | 京都市左京区大原にある勝林院の本堂と本尊の阿弥陀如来座像の大きさを調べたい。 | ||||||||||||
回答 (Answer) | 『京都市の文化財:京都市指定・登録文化財,第6集』(①)pp.1-3に勝林院が載っており、p.3には本堂の平面図が載っている。p.2には大きさが書かれており、桁行7間、梁行6間とある。 『京都を学ぶ:文化資源を発掘する,洛北編』(②)pp.142-163に「大原の里と勝林院」が掲載されており、pp.157-158には、現在と寛永10(1633)年当時の勝林院本堂の大きさが載っている。 それによると、現在の大きさは桁行7間(17m)、梁行6間(15.16m)、正面の向拝は3間、階段は5級であり、寛永10年当時の大きさは桁行7間、梁行5間、正面の向拝は1間、階段は6級である。 本尊の阿弥陀如来坐像の大きさ(像高・髪際高・面長等)も載っており、像高は2.804mと記載されている。 『近畿地方の近世社寺建築,10』(③)p.28に勝林院本堂の構造形式が載っており、「桁行7間、梁行6間、入母屋造、向拝1間、銅板葺」とある。 p.102にも勝林院本堂の大きさと解説が記載されているが、「桁行7間、梁行6間、正面1間吹放、四方縁、丸柱、組物出三斗、中備蟇股、二軒繁垂木、入母屋造、向拝3間、桧皮葺」とあり、p.28に記載の向拝の大きさと記述が異なる。 「仏教芸術 330号」(④)pp.57-83「勝林院阿弥陀如来像(証拠阿弥陀)に関する基礎的資料:康尚、定朝のかかわりとその意義」pp.57-58に阿弥陀如来像の像高(280.4cm)を始め、髪際高、頂-顎、面長等の高さを掲載している。 | ||||||||||||
回答プロセス (Answering process) | 当館の蔵書検索システムでキーワード「勝林院」を検索して出てくる資料『勝林院町文書:梶井御殿の村』(⑤)、『千年響流:勝林院開創一千年紀慶讃法要紀念:京都大原魚山大原寺寂源上人』(⑥)、『史学論集:仏教大学文学部史学科創設三十周年記念』(⑦)は質問者が確認済で、掲載されていなかった、とのこと。 開架にある『京都市の文化財』シリーズを調べ、①⑧を見つけた。 『京都市の文化財 京都市指定・登録文化財集 美術工芸品』(⑧)pp.124-134に「京都市指定・登録文化財(美術工芸品)目録」が掲載されているが、勝林院の阿弥陀如来は載っていなかった。 国立国会図書館オンラインで「勝林院」を検索し②③④を見つけた。 | ||||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||||||
備考 (Notes) | |||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | ||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000282511 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |