レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年6月19日
- 登録日時
- 2011/10/06 14:37
- 更新日時
- 2021/02/24 17:08
- 管理番号
- 中央-1-00263
- 質問
-
永楽銭8000貫文は、現在の価値でどのくらいになるのか知りたい。
『のぼうの城』で、石田三成が石田堤(天正18年=1590年)という堤防を作るのに供した。
- 回答
-
時代によって価値基準が異なるため、正確な換算はできない。そのためここでは、米価を基準に推定をする。
『戦国期の貨幣と経済』 川戸 貴史/著 吉川弘文館 2008.12
p197によると、1590(天正18)年当時の奥羽地域では永楽銭1貫文=五石五斗。五石五斗=5,5石。1石=約150kgなので5,5石=825kg。
『小売物価統計調査年報 平成21年』 総務省統計局/編集 日本統計協会 2010.9
p4 うるち米(複数原料米)の東京都区部の平均価格=1,812円(5kgあたり)
1貫文=1,812(円)×(825÷5)=298,980円
8000貫文=298,980×8000=2,391,840,000円で、約24億円と推定される。
※これはあくまでも推定値です。1貫文=五石五斗は奥羽での値なので、他の地域では違ってくる可能性もあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 貨幣.通貨 (337)
- 参考資料
-
- 『のぼうの城』 和田 竜/著 小学館 2007.12
- キーワード
-
- 永楽銭
- 貨幣
- 石田堤
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000092004