レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年08月31日
- 登録日時
- 2019/03/22 11:30
- 更新日時
- 2019/03/22 11:30
- 管理番号
- 相-180009
- 質問
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解決
日本の伝統工芸のなかに京都で受け継がれてきた京染めという染物があります。これは「カタ」という紋様を小さな穴で抜き出した型紙を使い、点描的な型染め等を生み出してゆくものなのですが、この現場技法を、「カタ」の作製の詳細から説明している資料、情報を紹介して下さい。
京染技法の教育センター的な所の紹介、伊勢地方で製作されてきたという「カタ」の広報センター的な所の紹介も、見出して頂けることを希望しています。
- 回答
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次の資料および、情報を提供しました。
・「染織事典」中江克己編 泰流社 1981
p.117に「型紙彫り(かたがみほり)」の項があり、型染に用いる型紙の作成方法について記載があります。p.42~44に「伊勢型紙(いせかたがみ)」の項があり、型彫技法について記載があります。
・「芹沢銈介の作品」静岡市立芹沢銈介美術館編 静岡市立芹沢銈介美術館 2010
p.99~102「型染の工房から」において、型染の工程が図版とともに紹介されています。型ほりに関しても記述があります。
・「人間国宝シリーズ14 鎌倉芳太郎」岡田譲編 講談社 1978
p.28~33に型絵染の制作方法について図版とともに解説されています。p.28では「型紙制作」について述べられています。
・「図録伊勢型紙」伊勢型紙技術保存会編 伊勢型紙技術保存会 1994
p.136~144「技法」中のp.136で「型こしらえ」について解説されています。
・京染会館(http://www.kyozomekai.or.jp/)
一般財団法人京染会によって運営されています。染色に関わる資料の収集、宣伝活動等を目的とした事業を行っています。
・京都伝統産業ふれあい館(https://kmtc.jp/)
公益財団法人京都伝統産業交流センターによって運営されています。京都の伝統工芸品の歴史や制作工程について紹介をしています。
・鈴鹿市伝統産業会館(http://www.densansuzukacity.com/)
伊勢形紙協同組合によって運営されています。鈴鹿市の伝統産業の紹介、展示を行っています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
なし
- NDC
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- 芸術政策.文化財 (709 9版)
- 染織工芸 (753 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000253524