レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年12月20日
- 登録日時
- 2018/02/02 11:54
- 更新日時
- 2021/02/19 12:25
- 管理番号
- 島根郷2017-12-001
- 質問
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解決
小泉八雲を診察したといわれる眼科医、西川自省について知りたい。
- 回答
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当館所蔵資料より、下記の資料を紹介し回答。
資料1:p75-79「眼科医西川自省」の項目あり。
西川自省(にしかわじしょう)、号は潜斎。1858-1912。松江藩家老三谷権太夫の家臣・西川丹八の長男として生まれる。
漢学者・内村鱸香の私塾相長舎、のちに医学を志して松江医院(当時は医学生の養成も行っていた)の医学生となる。
当時眼科の最高権威とされた梅錦之丞(松江出身、梅謙次郎の兄)の元で眼科を研修し、
帝国大学医学部当直医を経て、明治19年(1886)に帰郷し、殿町で開業。
小泉八雲は自省の医院に近い富田旅館に投宿していたが、女中の治療を頼んだという。
八雲自身も治療のために通院していたとしている。
『潜斎詩集』は自省の没後に横山耐雪らが遺稿を集めて出版したもの。
資料2:p79-84に、漢詩人としての西川潜斎についての記述あり。
『潜斎詩集』などについて詳しく述べる。
富田旅館の娘の治療の話は脚注によると、山陰新聞明治23年11月18日付「ヘルヌ氏に関る雑話」に載っているとする。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 8版)
- 日本文学 (910 8版)
- 参考資料
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【資料1】立脇祐十 編著 , 立脇, 祐十. 語りつぐ松江物語. 立脇祐十, 1987.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001967328-00 (当館請求記号 092.2/48※貸出禁止資料) -
【資料2】入谷仙介, 大原俊二 共著 , 入谷, 仙介, 1933-2003 , 大原, 俊二, 1937-. 山陰の近代漢詩. 山陰の近代漢詩刊行会, 2004.http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007685918-00
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007685918-00 (当館請求記号 郷貸出 919.6/イ04)
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【資料1】立脇祐十 編著 , 立脇, 祐十. 語りつぐ松江物語. 立脇祐十, 1987.
- キーワード
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- 西川自省 西川潜斎
- 眼科
- 小泉八雲 ラフカディオ・ハーン
- 漢詩
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000229793