レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年03月10日
- 登録日時
- 2011/04/02 11:36
- 更新日時
- 2011/04/07 11:14
- 管理番号
- 福井県図-20110310
- 質問
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解決
「徳大寺侍従」という人物について知りたい。肖像があれば、なおよい。
- 回答
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徳大寺実厚(トクダイジ・サネアツ1887-1970)は昭和7年に昭和天皇の侍従となり、戦後は平安神宮宮司。『華族大鑑』『平成新修 旧華族家系大成』に人物紹介や家系図等がある。また、肖像については、確認できなかった。
- 回答プロセス
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1.郷土資料で、「昭和8年福井県陸軍特別大演習・昭和天皇行幸」関係の資料をあたる。
次の資料に、徳大寺実厚についての記載があった。
・『昭和八年陸軍特別大演習並地方行幸福井県記録』福井県1935(資料コード:1040240424 請求記号:H288/H/2):「供奉員」の部分p33に「奏任官」の1人として、「侍従 徳大寺実厚」の記載がある。
また、「御使御差遣日程」の部分p122~124に、徳大寺実厚の訪問先の一覧があり、10月25日に「財団法人 福田会」の記載がある。
2.人名事典類,近代史関係の事典類,華族関係の書棚等をあたる。
次のの2件に、徳大寺実厚についての記載があった。
・『平成新修 旧華族家系大成』下巻 霞会館華族家系大成編輯委員会編 吉川弘文館1996(資料コード:1012716260 請求記号:288.2/ヘイセ):p174・175に「徳大寺公英(公爵)家」の江戸後半~平成にかけての家系図があり、徳大寺実厚に関する添書きや説明に、生没年や経歴等が記載されている。
・『華族大鑑』日本図書センター 1990 (資料コード2010363253 請求記号:361.8/カ):p21・22が「徳大寺実厚(公爵)家」についての部分。当時当主だった実厚本人のほか、家族・親族等についても(当時の状況)の記載がある。
3.『平成新修 旧華族家系大成』の記載より、戦後は平安神宮宮司だったとあるので、平安神宮関係の資料を検索する。
→ 資料としては『平安神宮百年史』本文篇・年表篇1997 が最も詳細そうだが、未所蔵資料なので、所蔵館の中から京都府立図書館に、関連部分がないか照会する。
→ 「歴代宮司一覧」の部分や「年表」より、徳大寺実厚が昭和23年12月15日から昭和35年11月9日まで宮司だったことがわかるが、それ以上の詳しい記述はなく、肖像もないと、回答あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 8版)
- 系譜.家史.皇室 (288 8版)
- 社会学 (361 8版)
- 参考資料
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- 『昭和八年陸軍特別大演習並地方行幸福井県記録』 福井県 1935 (資料コード:1040240424 請求記号:H288/H/2)
- 『平成新修 旧華族家系大成』下巻 霞会館華族家系大成編輯委員会編 吉川弘文館1996 (資料コード:1012716260 請求記号:288.2/ヘイセ)
- 『華族大鑑』 日本図書センター 1990 (資料コード2010363253 請求記号:361.8/カ)
- キーワード
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- 徳大寺実厚(トクダイジ,サネアツ)
- 華族
- 福井県陸軍特別大演習・昭和天皇行幸
- 照会先
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- 京都府立図書館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000084253