レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/01/15
- 登録日時
- 2018/04/02 00:30
- 更新日時
- 2018/06/02 00:30
- 管理番号
- 6000012565
- 質問
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解決
明治時代、開拓に伴って洋風文化が輸入されたが、当時北海道で洋食器が使われることがあったのか?
もし、使われていたとすればどのような食器が使われていたか調べたい。当時の洋風建築で今も現存する、豊平館や清華亭などで使用されていた洋食器の写真や情報等があれば知りたい。
- 回答
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下記の資料を提供。
- 回答プロセス
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明治時代の北海道における西洋文化や西洋料理について調べた。
当時、北海道には「豊平館」や「清華亭」を含む西洋料理店がいくつかあった。また、札幌の開拓に伴い赴任してきた外国人(お雇い外国人)の為に東京や横浜から日本人のコックを雇い入れた事から彼等によって西洋料理が広まったよう。
【調査資料】
①『札幌事始 さっぽろ文庫7』 札幌市教育委員会(編)/北海道新聞社 1979刊
※「洋食」について (p264~265)
②『豊平館・清華亭 さっぽろ文庫15』 札幌市教育委員会(編)/北海道新聞社 1980年刊
③『お雇い外国人 さっぽろ文庫19』 札幌市教育委員会(編)/北海道新聞社 1981年刊
④『札幌生活文化史(明治編) さっぽろ文庫・別冊』 札幌市教育委員会(編)/北海道新聞社 1985年刊
※「洋食店での食事風景(米風亭・明治38年)」写真の掲載あり
⑤『北海道の衣食と住まい』 越野武ほか(著)/北海道新聞社 1997年刊
⑥『明治お雇い外国人とその弟子たち』 片野勘(著)/新人物往来社 2011年刊
⑦『父は明治のコックさん』 山下正(著)/近代映画社 2007年刊
※「天皇の御宿泊所札幌豊平館」 (p28~30)
《明治時代、札幌にあった洋食店の歴史について》
※明治期に現存した洋食店の様子(写真)などからも調査した。
⑧『百年の清華亭』 札幌市教育委員会(編)/札幌市教育委員会 1980年刊
⑨『有合亭物語』 1981年刊
⑩『〔五島軒〕北の食文化に灯をともして』 五島軒(編)/㈱五島軒 1999年刊
⑪『北海道西洋料理沿革史』 北海道西洋料理沿革史編集局(編)/全日本司厨士協会北海道本部 1962年刊
※明治41年頃にあった西洋料理或いは洋食店の店名・所在地の記述あり(p100)
《その他》
※明治期に在住していた外国人の赴任先である学校史も調査。
⑫『写真集 都ぞ弥生』 北海道大学東京同窓会(編)/北海道大学東京同窓会 1978年刊
⑬『サラ・スミスと女性宣教師 北星学園を築いた人々』北星学園創立130周年記念誌編集委員会(編)/北星学園 2017年刊
⑭『札幌グランドホテルの50年』阿部要介(著)/三井観光開発 1985年刊
⑮『時計台ものがたり』 さっぽろ時計台の会(編)/時計台まつり実行委員会 2008年刊
・函館/「五島軒」(明治12年 創業)(HPより)
※創業時より使用している洋食器・調度品の展示を行っている。
・「北海道博物館」(HPより)
※昭和初期に使用された洋食器(6点)の写真が公開されている。
・「北の洋菓子職人物語」(HPより)
※「ウィリアム・ペン・ブルックス」が着任した時の晩餐会の料理が、さっぽろ時計台で展示されている。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 札幌事始札幌市教育委員会/編札幌市
- 豊平館・清華亭札幌市教育委員会/編札幌市
- お雇い外国人札幌市教育委員会文化資料室/編札幌市
- 北海道の衣食と住まい越野 武/[ほか]著北海道新聞社
- 札幌生活文化史明治編札幌市教育委員会/編北海道新聞社 (洋食店での食事風景(米風亭・明治38年)写真あり)
- 父は明治のコックさん山下 正/著近代映画社 (天皇の御宿泊所札幌豊平館 (p28~30))
- [五島軒]北の食文化に灯をともして五島軒/[編]長門出版社
- 北海道西洋料理界沿革史北海道西洋料理界沿革史編集局/編札幌 全日本司厨士協会北海道本部 (明治41年頃にあった西洋料理或いは洋食店の店名・所在地の掲載あり(p100))
- 百年の清華亭札幌市教育委員会/編纂札幌市教育委員会
- 有合亭物語
- キーワード
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- 豊平館(ホウヘイカン)
- 清華亭(セイカテイ)
- 五島軒(ゴトウケン)
- 西洋料理(セイヨウ リョウリ)
- 洋食器(ヨウショッキ)
- 開拓使(カイタクシ)
- 西洋文化(セイヨウ ブンカ)
- お雇い外国人(オヤトイ ガイコクジン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土,人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000234062