レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年12月16日
- 登録日時
- 2011/03/25 15:59
- 更新日時
- 2011/04/26 17:18
- 管理番号
- 島根参2007-12-001
- 質問
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解決
「安田領雲」という画家について知りたい。
- 回答
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青森県立図書館に、「安田領雲」についてレファレンス調査依頼をした結果、以下の回答を得た。
「『安田領雲』(永峰文男,1978)(【資料1】)の内容を確認したところ、
①野辺地出身の流浪の画家である(資料のなかにも、6点絵の紹介あり)。
②著者の調査では、安田領雲について書かれた資料は『野辺地町郷土史資料 中巻』以外無い(※青森県立図書館に所蔵あり)。
③野辺地町と秋田県岩城町に作品の一部が残っており、主なる作品は南画である。」
また、青森県立図書館所蔵の【資料1】は、館外貸出可能との回答もあった。
<2011/4/26追記>
〔野辺地町立図書館:野辺地の本〕http://www.jomon.ne.jp/~nlibrary/wanpaku/wan_noheji/wan_noheji.htm(最終確認2011/4/26)『歴史の息吹 : 新しい歴史交流を求めて ふるさと野辺地読本』(野辺地町教育委員会,1999)(【資料2】)が紹介されており、「野辺地を生んだ文化人・スポーツ人(野辺地名誉町民)」の文化人」のなかに「安田領雲」の名前がある。
上記資料は、〔総合目録ネットワークシステム〕によると、国会図書館と青森県立図書館に所蔵がある。
- 回答プロセス
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(1)『大日本書画名家大鑑』(第一書房,1975)など人名辞典や書画人名辞典を見るが該当なし。
(2)インターネットで「安田領雲」を検索すると、青森県の野辺地に同名の人物がいることが判明。
(3)青森県立図書館のOPACで「安田領雲」を検索したところ、【資料1】がヒット。
(4)青森県立図書館に「安田領雲」について、レファレンス調査依頼。
(参考)〔Wikipedia:南画〕http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E7%94%BB(最終確認2011/3/25)より、
南画(なんが)・・・中国の南宗画に由来する 日本独特の用語。文人画ともいう。17~19世紀の中国の絵画、絵画教科書、絵画理論書、版画などをもとにして発生した絵画の流派をさす。18世紀後半から19世紀末(明治前期)に流行。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本画 (721 8版)
- 参考資料
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- 資料1:『安田領雲』 永峰文男/著,1978 (※当館所蔵なし、青森県立図書館所蔵あり。)
- 資料2:『歴史の息吹 : 新しい歴史交流を求めて ふるさと野辺地読本』 野辺地町教育委員会,1999 (※当館所蔵なし、青森県立図書館など所蔵あり。)
- キーワード
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- 安田領雲
- 野辺地町―青森県
- 画家
- 文人画
- 南画
- 照会先
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- 青森県立図書館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000083191