レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20200317
- 登録日時
- 2020/03/25 00:30
- 更新日時
- 2020/03/25 09:38
- 管理番号
- 福郷-117
- 質問
-
解決
「博多銀」がどのようなものかわかる資料がないか。
- 回答
-
参考資料1『国史大事典』第15巻下 索引<事項>で「博多銀」を引き、関連項目に「領国貨幣」、「博多御公用銀」、「古丁銀」が掲載されているのがわかる。
参考資料2『国史大事典』第14巻p629-630の「領国貨幣」の項目には、「十六世紀から十七世紀までの間に、大名領国で用いられた貨幣。」とあり、文献に現れるもので「筑前国(博多銀一名ゆづり葉銀)」を挙げている。
参考資料3『国史大事典』第11巻p481-482の「博多御公用銀」の項目には、「筑前博多で鋳造されたという銀貨。」とある。写真有。
参考資料4『国史大事典』第5巻p872の「古丁銀」の項目には、「室町時代末期から各地で製造した量目不定、海鼠(なまこ)形の銀錠の総称」とある。現在知られているものに「博多御公用銀」を挙げている。
参考資料5『世界遺産石見銀山遺跡の調査研究5』に掲載の「『石城志』と『徒然草評判』ー「博多銀」と「神や寿貞」ー」p27-31に博多銀についての記述があり、当館所蔵『石城志』巻七の「博多銀」の記事を紹介している。
参考資料6『石城志』巻7(p98-99)に「博多銀」の項目有。図版有。
参考資料7『石城遺文』上巻(p73-77)に「博多金博多銀之事」の項目有。写真有。国立国会図書館デジタルコレクションで見ることができる。
参考資料8『堺と博多-展』p123に櫛田神社に残された銀貨「博多ゆずりは銀」の写真と解説がある。銀貨の目録はp143にある。
参考資料9「博多研究号」p449-450に「博多金博多銀に就きて」と題して記述がある。
- 回答プロセス
-
歴史辞典からキーワードを得て図書と雑誌論文へ展開した。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 貨幣.通貨 (337 8版)
- 参考資料
-
- 1 国史大辞典 15下 国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1997.4 210/03R/70-15-3B
- 2 国史大辞典 14 国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1993.4 210/03R/70-14B
- 3 国史大辞典 11 国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1990.9 210/03R/70-11B
- 4 国史大辞典 5 国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1985.2 210/03R/70-5B
- 5 世界遺産石見銀山遺跡の調査研究 5 島根県教育委員会/編集 島根県教育委員会 2015.3 562/1/17
- 6 石城遺聞 山崎 藤四郎/編 名著出版 1973.8 K226/2/セ
- 7 石城志 津田 元顧/校定 九州公論社 1977.2 K226/2/セ
- 8 堺と博多-展 福岡市博物館/編集 福岡市博物館 1992.11 K209/4/サ
- 9 博多研究号 福岡商業学校学友会 1930.8 K226//Sハ
- 1 『石城遺文』上巻(国立国会図書館デジタルコレクション) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/766656/38 38-41コマ(最終確認 2020.3.17)
- キーワード
-
- 博多銀 博多御公用銀 ゆずりは銀
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000276482