レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年02月28日
- 登録日時
- 2020/08/21 17:12
- 更新日時
- 2020/11/11 16:03
- 管理番号
- 相橋-R2-006
- 質問
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解決
中国の古文か論文に出てくる「意怠」という鳥が出てくる本が見たい。架空の争わない鳥か。読みは「イタイ」か「イイ」。
- 回答
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①②を提供し、②を複写及び貸出された。
- 回答プロセス
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自館OPACでキーワード“意怠”を検索した結果、ヒットせず。
検索エンジンGoogle(http://www.google.co.jp/ 2020/02/28 最終確認)でキーワード“意怠”を検索した結果、以下のようなものが見つかった。
個人ブログ(http://arigataizo358.jugem.jp/?eid=165 2020/02/28 最終確認)に、「意怠:『荘子』は、荘子の著書であり「道家の文献」と言われています。『荘子』の山木篇に、こんな話があります。~中略~東の海に『意怠(いい)』という鳥がいた。」との記述があった。
個人ブログ(http://mohsho.image.coocan.jp/sohji-lifestyle.html 2020/02/28 最終確認)に「荘子の生き様と生き方」というタイトルで、山木篇の項に「東方の大海に鳥がいて、その名を意怠(いい)という。~中略~意怠(いい)という鳥の意味は、委蛇(いい)と同じく、抵抗せずのらりくらりすること。」との記述あり。
Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1026436125 2020/02/28 最終確認)に「中国の古文で登場する意怠という鳥を詳しく教えてください」との記述あり。回答に「意怠(いい)という鳥なら 荘子に載っていましたが・・・・。下のリンクで山木篇(4)をご覧下さい。」とあるがリンクはエラーとなる。
上記より、自館OPACでキーワード“荘子”を検索した後、書架をブラウジングし「山木篇」を確認したところ、第4章に「意怠」の記載があったので、以下の資料を提供した。
①『荘子 下 全訳注』 荘子/著 池田 知久/訳注 講談社 2014 (自館請求記号:124.25)
p132「第4章 隠者となって民衆の中に埋もれて生きた孔子」の項に、「意怠(いい)」と、読み下し・現代語訳・原文・註訳の記載あり。
②『荘子 下 全現代語訳』 荘子/著 池田 知久/訳・解説 2017 (自館請求記号:124.25)
p50「第4章 隠者となって民衆の中に埋もれて生きた孔子」の項に、「意怠(いい)」と、現代語訳・原文の記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 先秦思想.諸子百家 (124)
- 参考資料
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- 『荘子 下 全訳注』 荘子/著 池田 知久/訳注 講談社 2014
- 『荘子 下 全現代語訳』 荘子/著 池田 知久/訳・解説 2017
- キーワード
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- 荘子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000286092