レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20171024
- 登録日時
- 2018/03/08 00:30
- 更新日時
- 2018/03/08 00:30
- 管理番号
- 福参-1087
- 質問
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解決
『民家敬神録(みんかけいしんろく)』 城戸千楯(きどちたて)/著 (天保11年)について説明された資料はあるか。
- 回答
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当館に所蔵がある資料として、下記を案内した。
参考資料1 『幕末国学の展開』
p.43 「・・・不浄をいむ神のことに関しても民俗が失われゆくことだけを歎くと共に、わずかに「子細を家内の人にも能心得させ」なければならぬとだけ「民家敬神録」でのべたのみであった。・・・」
参考資料2 『郷土資料の活用』
p.376-378 神棚の置き場所に関して、『民家敬神録』の一部が引用されている。
参考資料3 『穢れ考』
p.114 『民家敬神録』の一部が紹介されている。
参考資料4 『日本古書通信』 平成12年6月 65巻6号
p.24 「近代後記の稀なる板本數題」 中澤 伸弘/著より
「・・・宣長門の城戸千楯の『民家敬神録』は文政六年正月に書き終へ、その十七年後の天保十一年に鐸舎藏板で世に出た。・・・『民家敬神録』は神棚のお祀りについて述べたもので、・・・」
参考資料5 『古事類苑 5』 p.203, 913, 923, 928-930
参考資料6 『古事類苑 6』 p.817, 965
→『民家敬神録』の一部が引用されている。
- 回答プロセス
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1)契約データベースwhoplusで「城戸千楯」について調べる。
城戸千楯・・・江戸時代後期の京都本屋、国学者。本居宣長門下。
2)自館OPACにて、フルテキスト「民家敬神録」「城戸千楯」で検索するも資料は見当たらなかった。
3)インターネットにて「民家敬神録」で検索。
当館未所蔵資料『江戸時代庶民文庫 : 「江戸庶民」の生活を知る. 60』を他館から取り寄せて確認したところ、p.252-に「民家敬神録」についての解説有。
4)グーグルブックスにて「民家敬神録」で検索。
参考資料1-4がヒットした。
この中の参考資料3-4を確認すると、「古事類苑」の中に「民家敬神録」の記載があることが分かった。
5)古事類苑データベース/国文学研究資料館を確認する。
http://base1.nijl.ac.jp/infolib/meta_pub/G0035940kjr(最終確認2018.2.10)
キーワード「民家敬神録」で調べると、「民家敬神録」が引用されている事項が検索された。
「神祇部」に該当部分がある情報を得たため、当館所蔵の『古事類苑』を確認したところ、5巻と6巻であることが分かった。
→参考資料5 『古事類苑 5』 p.203, 913, 923, 928-930
→参考資料6 『古事類苑 6』 p.817, 965
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本思想 (121 8版)
- 参考資料
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- 1 幕末国学の展開 芳賀 登/著 塙書房 1978 121/52/S65 p.43
- 2 郷土資料の活用 杉山 博/[ほか]編 柏書房 1978 210/03/57-4 p.376-378
- 3 穢れ考 安田 夕希子/著 国際基督教大学比較文化研究会 2000.4 121//92 p.114
- 4 日本古書通信 平成12年6月 65巻6号 日本古書通信社 M/G/335 p.24
- 5 古事類苑 5 吉川弘文館 1967 031/R/27-5 p.203, 913, 923, 928-930
- 6 古事類苑 6 吉川弘文館 1967 031/R/27-6 p.817, 965
- 1 古事類苑データベース/国文学研究資料館 http://base1.nijl.ac.jp/infolib/meta_pub/G0035940kjr 最終確認2018.2.10
- キーワード
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- 民家敬神録
- 城戸千楯
- 神棚
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000232264