レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/12/06
- 登録日時
- 2011/04/01 02:03
- 更新日時
- 2011/04/01 02:03
- 管理番号
- H19-16
- 質問
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解決
①明治25年ごろの都心部(日本橋の裏通り辺り)の家の値段は千円ぐらいと言われているそうだが、その大きさはどれくらいだったか?
②文政から天保(1820~1840年頃)にかけての、都心部の家の値段と大きさはどれぐらいだったか?
①と比較したいので、できれば同じ場所が望ましい。(土地なしで、家屋のみの値段)
- 回答
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①明治初期はほとんどが借家であり、どこであれ家を建てることは上流層ができることであった。
明治20年代の和洋館並列型住宅で、1550円のものが約30坪である。
②江戸時代の地主は100坪~250坪の土地を1500~4000両で購入し、そこに様々な家を建てて貸出した。
地主自体の家は13~15間間口の二階建てであった。
- 回答プロセス
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①について
・値段史年表 明治・大正・昭和 週刊朝日編 朝日新聞社 1988 <本学請求記号 337.8/Shu>
→P.198に家賃の移り変わりについて記載あり
・本学蔵書検索にてキーワード"家賃""家""明治""値段""物価"などで検索→有用な文献ヒットせず
・書架(NDC383.9)をブラウジング
日本住居史 小沢朝江,水沼淑子著 吉川弘文館 2006 <本学請求記号 383.9/Oza>
→P.298に明治40年ごろ、大阪で二階建て30坪が1800~2500円だったことがわかる
・書架(NDC521、523.1など)をブラウジング
図説 近代日本住宅史 内田青蔵等著 鹿島出版会 2001 <本学請求記号 521.85/Uch>
→P.36に明治20年代の住宅、建築費1550円の図あり
②について
・本学蔵書検索にてキーワード"江戸 住宅"で検索→7件ヒット
江戸住宅事情 東京都編 東京都 1990 <本学請求記号 213.6/Tok/34>
→P.1-21に日本橋の江戸期の住宅事情あり
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 家賃
- 家
- 明治
- 値段
- 物価
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 教職員
- 登録番号
- 1000084148