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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
立命館大学図書館 (3310012)管理番号
(Control number)
C12-005
事例作成日
(Creation date)
2010年04月19日登録日時
(Registration date)
2012年09月19日 16時01分更新日時
(Last update)
2013年02月15日 09時42分
質問
(Question)
ノーベル賞受賞者のペイトン・ラウスの人物略歴と、受賞対象の業績に関する論文を知りたい。
回答
(Answer)
人物略歴は、参考資料①~⑤にて確認できる。
受賞対象の業績に関する主な論文については、
④『科学者人名事典』に記述されていた論文(1)と
引用回数が最多であった論文(2)を、例として挙げる。
(1)Title : Landmark article (JAMA 1911;56:198).
Transmission of a malignant new growth by means of a cell-free filtrate. By Peyton Rous.
Author : Rous P.
Source : JAMA. 1983 Sep 16;250(11):1445-9. (PMID: 6310170)
(2)Title : A SARCOMA OF THE FOWL TRANSMISSIBLE BY AN AGENT SEPARABLE FROM THE TUMOR CELLS.
Author : Rous P.
Source : J Exp Med. 1911 Apr 1;13(4):397-411. (PMID: 19867421)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2124874/pdf/397.pdf
回答プロセス
(Answering process)
【調査戦略】
・ノーベル賞は、ある研究業績に対して与えられる賞なので、該当する論文は1つとは限らないことに注意する。

【回答プロセス】
■人物略歴を調べる
まず、ノーベル賞関連の情報源として思い浮かんだノーベル賞のオフィシャルサイト
①The Novel Prize Official Website( http://nobelprize.org/nobel_prizes/ )で、
基本的な人物情報が得られた。
また、KW「ノーベル賞」「受賞」「講演」などでヒットした学内資料
②『ノーベル賞受賞者業績事典』③『ノーベル賞講演生理学・医学』や、
科学分野の人物事典である④『科学者人名事典 』、
総合的な百科事典である⑤The New encyclopædia Britannicaなどでも、人物情報が得られた。
特に、②『ノーベル賞受賞者業績事典』や④『科学者人名事典』には、
受賞対象となった業績に関する記述が詳しく載っており、次の論文検索で役立ちそうだった。

■受賞対象の業績に関する論文を検索する
人物略歴を調べる過程で、論文検索に必要な情報も得られたので、以下にまとめる。

・著者名の英語綴りは、Peyton Rous。
・受賞対象となった業績は、癌原性ウイルスの発見。
・論文の発行年については、②『ノーベル賞受賞者業績事典』に「11年にウイルス(ラウス肉腫ウイルス)によるものと
 確認、同年に論文として発表した」と書かれていた。④『科学者人名事典』にも、1911年と書かれていた。
・論文検索のKWについては、受賞対象となった業績は「癌原性ウイルスの発見」だが、
 ②『ノーベル賞受賞者業績事典』に「彼はこれをウイルスとは呼ばなかった。」との記述あり。
 ④『科学者人名事典』にも「題はもちろん、文中でもウイルスという言葉を使わなかった」との記述あり。
 「ウイルス」はKWとして使えないことが分かった。
 さらに④『科学者人名事典』には「1911年、彼はこの仕事を”Transmission of a Malignant New Growth by
 Means of a Cell-Free Filtrate.”(細胞を介さない悪性新生物の感染)というタイトルで発表した。」とあり、
 具体的な論題も判明した。

以上の情報を元に論文検索を進めていく。
まずは、④『科学者人名事典』に記述されていた論文を探してみる。
論題を、医薬系論文検索DBのPubMedで検索すると、
下記の論文がヒットした。こちらは1983年に発行されたリプリント版であり、
オリジナルは 1911年1月に発行されていた(掲載誌HPで確認)。
無料公開はなし、所蔵館に複写依頼をすれば入手可能だった。

(1)Title : Landmark article (JAMA 1911;56:198).
Transmission of a malignant new growth by means of a cell-free filtrate. By Peyton Rous.
Author : Rous P.
Source : JAMA. 1983 Sep 16;250(11):1445-9. (PMID: 6310170)

次に、発表は1911年であることが判明しているので、この年に発表された他の論文も探してみる。
KWは限定せず、著者名と発行年で検索すると、数件ヒットした。
中でも、下記の論文は、論題から察するに、受賞業績に相当する内容と思われ、
Web of Science(有料データベース)で引用文献検索をしてみると、
ラウスの著した論文の中で最も引用回数が多かった。
こちらは、PubMed Centralで無料公開されている。

(2)Title : A SARCOMA OF THE FOWL TRANSMISSIBLE BY AN AGENT SEPARABLE FROM THE TUMOR CELLS.
Author : Rous P.
Source : J Exp Med. 1911 Apr 1;13(4):397-411. (PMID: 19867421)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2124874/pdf/397.pdf

【結論】
人物略歴は、参考資料①~⑤にて確認できる。
受賞対象の業績に関する主な論文については、
④『科学者人名事典』に記述されていた論文(1)と
引用回数が最多であった論文(2)を、例として挙げる。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
伝記  (280 9版)
科学史.事情  (402 9版)
参考資料
(Reference materials)
①The Novel Prize (Official Website)
http://nobelprize.org/nobel_prizes/  (最終アクセス2012/09/19)
②ノーベル賞受賞者業績事典 / ノーベル賞人名事典編集委員会編(ISBN:4816917950)
③ノーベル賞講演生理学・医学 / ノーベル財団著 ; 川喜田愛郎 [ほか] 編11巻 (1964-1966) (ISBN:4061867717)
④科学者人名事典 / 科学者人名事典編集委員会編. (ISBN:462104317X)
⑤The New encyclopædia Britannica (ISBN:0852295294)
⑥Title : A SARCOMA OF THE FOWL TRANSMISSIBLE BY AN AGENT SEPARABLE FROM THE TUMOR CELLS.
Author : Rous P.
Source : J Exp Med. 1911 Apr 1;13(4):397-411. (PMID: 19867421)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2124874/pdf/397.pdf
(最終アクセス2012/09/19)
キーワード
(Keywords)
ノーベル賞
ペイトン・ラウス
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
学部生
登録番号
(Registration number)
1000111392解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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