レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年01月18日
- 登録日時
- 2010/12/01 15:23
- 更新日時
- 2013/02/06 14:50
- 管理番号
- R00-127
- 質問
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解決
クラリネットの特殊奏法(特に重音奏法)について書かれている本を探している。重音の運指表が載っているものがよい。
- 回答
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次の資料及びサイトを案内した。
<所蔵資料>
・『ニューグローヴ世界音楽大事典』の「クラリネット」の項目より、「6.クラリネット音楽の歴史(iii)20世紀」に特殊奏法についての記載がある。
・『New sounds for woodwind / Bruno Bartolozzi』
・『New directions for clarinet / Phillip Rehfeldt 』
・『ギイ・ダンガンのクラリネットの本 / ギイ・ダンガン著』(第3章「5.現代音楽に取り組もう」の項。重音奏法についての記述と運指表の他、4分の1音の運指表や、現代音楽の記譜法なども紹介されている。)
<サイト>
・「clarinet multiphonics」に、 重音奏法についての理論、実践方法、運指が掲載されていることを確認。「database」の項では、各音を試聴することも可能。
- 回答プロセス
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1.『ニューグローヴ世界音楽大事典』でクラリネットの項目を調べたところ、「6.クラリネット音楽の歴史(iii)20世紀」に特殊奏法について記載されていた。重音奏法の開拓者として重要な人物に、「バルトロッツィ」と「コルネーティ」が挙げられていた。
2.『ニューグローヴ世界音楽大事典』(別巻2: 参考文献)の「クラリネット」の項目に、バルトロッツィ(Bruno Bartolozzi )の著書『New sounds for woodwind』が挙げられていた。内容を確認したところ、重音奏法についての記述と重音運指表が載っていた。
なお、参考文献の中に本多利冶の『クラリネット運指事典』(東京楽譜出版社, 1972)が挙げられていたが、当館では所蔵なし。
3.OPACでキーワードに「clarinet」と入力して検索。さらに「図書」で絞り込み検索したところ、36件ヒット。ヒットした資料の内容を確認したところ、以下の文献に重音奏法についての記述と運指表が載っていた。
・『New directions for clarinet 』
・『ギイ・ダンガンのクラリネットの本』
4.Googleで「clarinet multiphonic」と入力して検索。「clarinet multiphonics」に重音奏法についての理論、実践方法、運指が掲載されていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 楽器.器楽 (763 9版)
- 参考資料
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- ニューグローヴ世界音楽大事典。 講談社、1993年。
- ニューグローヴ世界音楽大事典。 別巻2: 参考文献。 講談社、1994年。
- New sounds for woodwind / Bruno Bartolozzi London : Oxford University Press , 1967 (S08-134)
- New directions for clarinet / Phillip Rehfeldt Berkeley : University of California Press , c1977 (T00-251)
- ギイ・ダンガンのクラリネットの本 / ギイ・ダンガン著。 佼成出版社、 1987年。 (WS00-213)
- clarinet multiphonics (http://www.clarinet-multiphonics.org/clarinet-multiphonics.html)
- キーワード
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- クラリネット
- 特殊奏法
- 重音奏法
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000074614