レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 19970508
- 登録日時
- 2005/02/02 02:12
- 更新日時
- 2005/11/09 17:52
- 管理番号
- D1997F2127
- 質問
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解決
「縁辺物語」について知りたい。
- 回答
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以下の文献が参考になるかと思われます。
(1)『新村出全集』 第5巻 筑摩書房 1973 708p <US21-22>
p.221-235 「吉利支丹文学断片」
(2)『キリシタン南蛮文学入門』 海老沢有道著 教文館 1991 276p <KG121-E13>
p.237-251 「9 日本文学研究と創作文学」
(3)福島邦道:迫害に消えたキリシタン文献とはどのようなものだったか
(『国文学 解釈と教材の研究』 26巻 第8号 1981 <Z13-334> p.124-128)
上記(1)に、「・・Yempen monogatari.縁辺物語。何人かの婚姻についての話で、やはり吉利支丹に関係ありげである。」(224p)と記されています。また、上記(1)~(3)の文献によりますと、ロドリゲス著『日本大文典』に、文例として引用されている『縁辺物語』をはじめとする各種の物語は、ロドリゲスに協力した日本人イルマンなどの耶蘇会関係者によって創作されたようで、キリシタンの厳しい弾圧でこれら物語は散逸してしまったそうです。その内容は、『日本大文典』に収録されている文例により推察する以外に方法はないようです。
< >内は当館請求記号
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『日本大文典』(ジュリアン・ロドリゲス原著 三省堂 1955)の中にある。
- NDC
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- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
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- 新村出全集 第5巻 筑摩書房 1973 708p <US21-22>
- キリシタン南蛮文学入門 海老沢有道著 教文館 1991 276p <KG121-E13>
- 国文学 解釈と教材の研究 26巻 第8号 1981 <Z13-334> (福島邦道:迫害に消えたキリシタン文献とはどのようなものだったか p.124-128)
- キーワード
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- 縁辺物語
- キリシタン文学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 大学図書館
- 登録番号
- 1000014074